北海道での地震、人命救助や給水支援で自衛隊・海保・地方整備局など対応

北海道での地震、人命救助や給水支援で自衛隊・海保・地方整備局など対応

ニュース画像 1枚目:初動対処部隊 FAST-Forceで救助犬を輸送したC-1
© 防衛省
初動対処部隊 FAST-Forceで救助犬を輸送したC-1

自衛隊は北海道胆振東部地震を受け、北海道知事から人命救助や給水支援の災害派遣要請を受け、対応に当たっています。このうち、航空自衛隊は人命救助活動に携わる救助犬をC-1で千歳基地に派遣しています。自衛隊は25,000名規模まで増派する予定です。

災害活動では自衛隊と警察、消防、海上保安庁などが連携して対応し、航空機の運用も踏まえ、海上には総合訓練で9月7日(金)から9月10日(月)まで苫小牧港に寄港を予定していた砕氷艦「しらせ」をヘリポート支援のため苫小牧沖へ前進、8月下旬に沖縄方面で訓練を実施していた輸送艦「おおすみ(LST-4001)」を仙台沖から北海道に向けて前進させています。また、東千歳駐屯地の第7特科隊は給水支援に対応にあたっています。

国土交通省は、災害対策用ヘリコプターとして北海道開発局の「ほっかい」 、東北地方整備局「みちのく」、北陸地方整備局「ほくりく」を動員、測量用に国土地理院の「くにかぜ」を調布飛行場から北海道へ移動し、撮影作業などを実施しています。

海上保安庁は、千歳、函館、釧路の各航空基地から航空機で調査を実施、日本赤十字からの協力依頼への対応で羽田から千歳まで医師の空輸を実施しているほか、仙台航空基地からTEC-FORCE隊員の輸送など緊急対応にあたっています。

消防でも、地元の北海道、札幌に加え、東京、埼玉、青森、岩手、山形、福島、宮城の各県、横浜、川崎市の各ヘリコプターが派遣されています。

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