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大韓航空、777-300ER旅客機を貨物専用に改修

© Korean Air
貨物搭載作業の様子

大韓航空は2020年9月9日(水)、ボーイング777-300ER旅客機を改修した貨物機の運航を開始しました。機体記号(レジ)「HL8208」を貨物便として運航、旅客仕様より多くの荷物を搭載するため、座席を降ろし、KE9037便としてソウル・仁川からオハイオ州リッケンバッカー国際空港に飛行しました。

この777-300ERは、プレステージ42席、エコノミー227席、計269席を搭載していましたが、全て撤去したことで10.8トンの貨物を搭載できます。機体下部に設けられているベリースペースには、22トンの貨物が搭載可能です。

航空各社は現在、旅客機の座席を取り外し、貨物を多く搭載する取り組みを実施しています。座席を取り外し、貨物を搭載できるようになるだけでなく、座席を配置している場合に機内に張り巡らせている電気配線を取り外し、床にはロックを設け、飛行中の貨物の安全性を確保することが求められています。

大韓航空は、新型コロナウイルス感染症の流行で、旅客需要が激減して以降、保有するボーイング777-300、ボーイング787-9、A330-300など旅客機のベリースペースを活用し、求められる貨物需要に対応しています。4月から9月まで、旅客機で月平均420便の貨物専用便を運航し、平均輸送量は月1万2,000トンほどを記録しています。