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シンガポール航空、航空機11機リース契約 20億シンガポールドル調達

© Aergo Capital
エアゴ・キャピタルが契約したシンガポール航空A350

シンガポール航空は2021年5月3日(月)、セール・アンド・リースバック契約を通じて20億シンガポールドル(SGD)を調達したと発表しました。エアバスA350-900型を7機、ボーイング787-10型を4機、計11機のセール・アンド・リースバック取引で、総額およそ1,638億円の調達となりました。

このリース取引は、エアゴ・キャピタル・リミテッド、アルトブエア、イーストマーシャント/クリアンザ・アビエーション、ミューズニッチ・アンド・コー・カンパニーの4社と契約しました。このうち、エアゴが契約した2機はA350の機体記号(レジ)「9V-SHD」と787の「9V-SCJ」です。

シンガポール航空グループは2020年4月以降、今回のセール・アンド・リースバック契約を含め、約154億SGD、日本円でおよそ1兆2,612億円超を調達しています。この内訳は、新株予約権発行で88億SGD、有担保資金調達で21億SGD、転換社債などで20億SGDなどとなっています。

コロナ禍で不確実性が高いことから、資金の流動性を確保するため、シンガポール航空は引き続き資金調達を検討します。21億SGD以上のコミットメントラインが利用できるほか、2021年7月の年次総会までに最大62億SGDの強制転換社債を追加で発行するオプションも有ります。

航空機のセール・アンド・リースバック契約で流動性を追加したことは、コロナ禍の影響を乗り切る対策の1つで、市場環境の変化に迅速な対応と、回復段階に入った際にはあらゆる成長機会を捉えるための備えです。

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