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北海道スペースポート、人工衛星用ロケット発射場と滑走路延伸を着工

© SPACE COTAN
北海道スペースポート 地鎮祭

北海道大樹町で2022年9月7日(水)、アジア初の商業宇宙港「北海道スペースポート(HOSPO)」の人工衛星用ロケット発射場「Launch Complex-1(LC-1)」と、滑走路延伸の安全祈願祭と着工セレモニーが開催されました。北海道スペースポートは、大樹町多目的航空公園を中心とするエリアに滑走路2本、複数のロケット発射場を備える施設を目指しています。民間企業によるロケット発射、宇宙往還機の地球帰還を受け入れる本格的な宇宙港(スペースポート)に対応します。今回の整備はロケットの組立棟、燃料などの供給プラントを備えたLC-1の建設と、滑走路08/26を300m延伸し、全長1,300mとします。LC-1は2023年度、滑走路延長は2024年度に運用を開始する予定です。

今回整備するロケット発射場と滑走路延伸費用は総額23億2,000万円です。11億6,000万円は地方創生拠点整備交付金、残り半分は企業版ふるさと納税制度による寄附金を充てる計画です。これまで8億2,210万円の寄付金が集まっていますが、引き続き企業・個人のふるさと納税を募集し、事業を進めます。

大樹町は、拡張性が高い広大な土地、余裕のある周辺の空路・海路、高い晴天率など、ロケット打ち上げの好条件が揃っています。日本では鹿児島県の内之浦、種子島に続くロケット発射の実績を重ねています。

今後、2025年に運用開始する2箇所目のロケット発射場の整備も進めます。さらに、滑走路3,000mの新設、さらに2箇所のロケット発射場の追加も計画されています。なお、滑走路は、宇宙往還機やドローン開発、空飛ぶクルマなど次世代エアモビリティの実験での使用を想定。日本発の航空宇宙企業のスペース・ウォーカーが、2024年に打ち上げ予定の宇宙往還機「サブオービタルスペースプレーン」で滑走路利用が予定されています。

© SPACE COTAN
北海道スペースポート 整備計画