防衛省は2023年3月13日、トルコ政府およびNATO(北大西洋条約機構)からの要請を受け、航空自衛隊のKC-767J空中給油・輸送機を派遣することを発表しました。トルコ南東部で2023年2月6日に発生した地震に対する国際緊急援助活動で、パキスタンに保管されているテントなどの緊急援助物資をトルコへ輸送するものです。3月14日午前に愛知県・小牧基地を出発。「機体記号:87-3601」が使用されています。
派遣されるKC-767Jは、民間機のボーイング767-200ER型機を改造した機体で、2010年から航空自衛隊で運用を開始。30t搭載時で約7,200kmを飛行することが可能で、政府専用機を除き、航空自衛隊の中で最も航続距離が長い機体です。機内は、貨物パレットの搭載や座席の搭載など、その用途に応じて転換が可能です。