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ドイツ空軍、A400Mを酷暑のアフリカ・アラブへ試験運航

© Luftwaffe/Eric Hennen
ヴンストルフを離陸するA400M

ドイツ空軍は、2015年8月25日、エアバスA400M輸送機をアフリカへ試験運航のため、ヴンストルフから出発させました。

A400Mは最大離陸重量141トン、貨物11トンと燃料50トン、11名のクルーを乗せて11時にヴンストルフを出発し、19時にセネガルに到着します。今までのトランザールC-160では、途中給油しなければ不可能な飛行です。

その後、ナミビアとエチオピア、タンザニア、アラブ首長国連邦を訪問して、8月31日にヴンストルフに帰還します。搭載貨物にはエチオピアの学校のための机と椅子、セネガルの水処理プラント用のスペアパーツと化学薬品が含まれています。

酷暑のアフリカ・アラブでエンジンは極度のストレスにさらされます。そのため、4名のパイロット、3名の輸送技術者、2名の整備士、2名のIT技術者が搭乗し、最小限のスペアパーツが用意され、アビオニクスや機体がどのような状態になるのかチェックされます。IT技術者は衛星通信を使用して基地からノートPCへ気象情報などを受信します。

この試験運航が成功裏に完了すれば、このようなミッションが日常的に実施されるようになるとしています。