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エール・オーストラル、初の787を受領 組立開始から6年の機体

© Boeing
エールオーストラルの787初号機

ボーイングは2016年5月23日(月)、エール・オーストラルに同社初の787-8を納入しました。この機体はフェリーされ、ペインフィールドからパリ・シャルル・ド・ゴール空港に到着し、さらに5月25日(水)にはレユニオンのローラン・ギャロス空港へ到着します。

ボーイングは、フランス系の航空会社への787納入はこれが初めてで、歓迎のコメントを発表しています。また、エール・オーストラルは保有する長距離路線向けの機材は777と787の2機種でヨーロッパ、アジア路線を展開しています。

なお、デリバリーされた機体記号「F-OLRC」は製造/ライン番号「34510/22」は当初、全日空(ANA)向けでしたが、機体後部で構造補強材が炭素繊維複合材と剥離する兆候が見られ、燃費は悪いとされています。引き渡しまでに剥離は修正され機体、他の問題についても改修が行なわれていますが、いわゆる「魔のティーンズ(terrible teens)」と言われている機体でもあります。

2010年4月に製造が開始された機体で、ANAの受領拒否の後は、トランスアエロ航空がリースで導入を決めたものの、この契約も同社の破産による破談となっていました。組立着手から丸6年がかりでようやく活躍する場が与えられ、日の目を見ることとなります。