エアバス・ディフェンス・アンド・スペースは2016年12月12日(月)、ドイツ空軍にA400M輸​​送機の軍事紛争の発生する地域への戦術任務に対応した初めての機材を納入した発表しました。ドイツ空軍に納入するA400Mは6機目で、これまでの5機も戦術任務に対応した装備にアップグレードされます。

この機体は自衛システムの改善が施されたほか、貨物の空挺投下や空挺任務での能力向上です。また、未舗装滑走路での離着陸、地上150フィートでの飛行、他機への空中給油、高温地帯での安全な離着陸機能などが向上しています。

エアバスDSは、A400Mプログラムで重要な機能を実装する大きな進歩を遂げたとし、更新するC-130ハーキュリーズやC-160トランザールで使用していた滑走路を引き続き利用でき、C-130の2倍のペイロードの能力となり、ドイツ空軍の機動力が高まるとしています。

また、紛争地域へ飛行する戦術任務に必要なミサイル警戒システム、レーダー警戒受信機、チャフを排出するシステムを含む防御支援サブシステム(DASS)が装備されています。