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ATR、ATR 42-600の短距離離着陸性能を向上 滑走路800メートルに対応

© ATR
天草エアライン塗装のATR 42-600

ターボプロップ機を製造するATRは2017年6月21日(水)、短距離離着陸(STOL)性能を向上させたATR 42-600Sを発表しました。この派生型は800メートル超の短距離滑走路での運航が可能で、ATRはリージョナル路線の運航でさらにアクセス可能な飛行場を増やすとしています。日本では800メートルの空港としては、定期便が運航している東京・調布飛行場をはじめ、離島では東京都の神津島、新島、定期便は無いものの沖縄県の粟国や波照間などがあげられます。

ATR 42-600Sは、搭乗者数を変えることなく、離陸に必要な滑走路長800メートルと大幅に短縮させ、機能を向上します。これにより、滑走路長が800メートルから900メートルの多くの空港がこの機種を受け入れることができ、航空会社のビジネスチャンスは拡大します。

現在、世界で30席から50席規模のリージョナル機は2,200機、このうちターボプロップ機は1,200機ほどと60%程度で、その多くの機体が高い機齢となっています。この機材は約3,100路線超に対応しており、この3分の1は単独路線と機齢の古い機体に依存することとなっています。ATRはこの機材の更新は数年以内に行う必要があるとしており、ATR 42が改良を積み重ね現代性を兼ね備え、信頼性、快適な乗り心地をくみあわせ、リージョナル路線に対応しているとアピールしています。

また、ATR 42の導入で、多くの場合は供給座席数を増やす事ができることから、単価を下げながら、旅行需要を刺激する可能性もあるとしています。