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JACDECの安全ランキング、エミレーツに続き2位はLCCノルウェジアン

© Emirates
エミレーツ 787-10 イメージ

航空会社の安全性を調査、発表するドイツのJACDEC(Jet Airliner Crash Data Evaluation Centre)は2018年1月、安全度ランキング「Airline Safety Ranking 2018」を発表しました。2017年の世界の航空会社の実績に基づき、20位までの速報版として発表されており、完全版の発表は雑誌「AERO International」1月23日号です。

JACDEC安全度ランキングは、2018年版から評価基準を変更しており、この数年にない順位の変動が見られます。評価基準は、国際航空運送協会(IATA)による運航管理、整備、危機管理・保安など8分野で国際法令、安全基準に基づき、900超の安全監査基準である国際運航安全監査プログラム(IOSA)など評価基準は変わらないものの、その指標を増やしたほか、過去の重大事故は数値に反映させているものの、時間経過に応じた加重係数が見直されました。

このため、これまでは算出された指数からランキングしていましたが、新たに「リスク・インデックス」と改め、数値の高い場合ほど安全性の評価が高いとされています。また、安全ランキングは最も安全な航空会社100社ではなく、有償旅客数と輸送距離を乗じた「RPK」ベースでのパフォーマンスで測定可能な航空会社を最大100社の評価の公表と説明しており、単純なランキングでないとしています。

JACDEC安全度ランキングの2018年版は、速報版でエミレーツ航空、ノルウェー・エアシャトル(ノルウェジアン)、ヴァージン・アトランティック航空、KLMオランダ航空、イージージェットと続き、格安航空会社(LCC)でも安全性の対策が進んでいる会社が評価されています。また、単純に比較はできないものの、各種安全ランキングで評価が高いKLM、キャセイ、シンガポール航空なども20位以内に入っています。

■ JACDEC安全度ランキング「Airline Safety Ranking 2017」
1位:エミレーツ航空 / 93.61%
2位:ノルウェー・エアシャトル / 93.26%
3位:ヴァージン・アトランティック航空 / 92.87%
4位:KLMオランダ航空 / 92.77%
5位:イージージェット / 92.75%
6位:フィンエアー / 92.67%
7位:エティハド航空 / 92.56%
8位:スピリット航空 / 92.18%
9位:ジェットスター / 92.12%
10位:エア・アラビア / 92.09%
11位:ブエリング航空 / 92.02%
12位:キャセイパシフィック航空 / 91.88%
13位:エル・アル航空 / 91.84%
14位:シンガポール航空 / 91.78%
15位:エバー航空 / 91.55%
16位:ユーロウィングス / 91.41%
17位:ジェットブルー航空 / 91.40%
18位:北京首都航空 / 91.36%
19位:オマーン航空 / 91.28%
20位:エア・カナダ / 91.20%

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