航空会社 ニュージーランド航空
- 国
- ニュージーランド
- IATA | ICAO
- NZ | ANZ
- メンバー評価
- 搭乗レビュー 3.40 [238件]
- アライアンス
- スターアライアンス
搭乗レビュー
ビジネスキャビンをデッドヘッドのクルーが占拠。社員の権利を尊重しているのか,それともプロ意識が希薄なのか
搭乗写真
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きょうは気分を変えて成田のカンタスラ... 続き
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本日はクライストチャーチ経由の循環バ... 続き
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ビジネスクラスはほぼ満席
私以外はみ... 続き -
とりあえず着席
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ウェルカムシャンパン
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水平飛行に入って,まずは付け出し
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エビとフェンネルのサラダ レモンマヨ... 続き
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いつもはパスしているけど気分転換でフ... 続き
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銀鱈というタラではないサカナと野菜の... 続き
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仕上げはマロン&クランベリーのアイス... 続き
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このあとチーズとフルーツが出てくるけ... 続き
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翌朝は毎度おなじみフルーツヨーグルト
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フレンチトースト
上に載っているのは... 続き -
そして最初にクライストチャーチに着陸... 続き
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1時間ちょっとのインターバルにラウン... 続き
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CHC/AKL間のサービス
サンドイ... 続き
総評
NZは現地観光シーズンになると,観光客の利用が多いクライストチャーチを優先して,NRT/CHC/AKLという循環バス路線を飛ばすことが多くなります。この日も最初にCHCまで飛びます。AKLに早く帰りたいけど,それは我慢するとして…CHC/AKLは,ちょっとどうかなあ,と思いたくなるようなクルーでした。
【機内食・ドリンク】
行きのレポートでも書きましたが,この時期は日本との間を頻繁に往復していたこともあり,変化のない食事メニューには食傷気味。
夕食にNZご自慢の分厚いワインリストからリースリングを選んでみたら「本日はリースリングを積んでいません」とのお返事。既にワインリストは意味を成さなくなっていました。
翌朝はNZで唯一,当たりの多い甘味系の朝食でフレンチトースト・焼きバナナ載せを選んでみましたが,ちょっと前まで標準装備だったアップル&マヌカハニーのシロップも省略されていて,なんだか残念。
【座席(シート)】
フルフラット時に敷くマットレスが,当社比3倍厚くらいの形状記憶スポンジにアップグレードされていて,これは快適でした。
【機内スタッフ】
CHCで乗客のほとんどが降機し,清掃が終わって再搭乗すると,なんとビジネスクラスには私1人しか乗っていない。
おおっ,これは貸切キャビン? と思った直後に,NRT/CHCの勤務を終えてデッドヘッドとなったクルーがビジネスクラスにどかどかと乗り込んできて,あっという間にほぼ満席となりました。
すなわちビジネスキャビンで乗客は私1人だけ,あとは制服姿のニュージーランド航空職員。パイロットはネクタイを外してリラックス状態,座席を大きくリクライニングしてくつろいでいます。フライトアテンダントも制服姿でグデ〜としています。ちょっと異様な光景。
ニュージーランドはフランスなどと同様に,いちおう資本主義の国ですが実際には修正社会主義が色濃く反映されています。労働者の権利がとても大切にされるので,デッドヘッドのクルーがビジネスクラスを占拠しても,日本人から見ると違和感はありますが,彼らには当然の権利なのです。
まあ徹夜明けで疲れているんだろうし,ここはそういう国だし,仕方ないな,とは思います。しかし…
CHC/AKL担当のフライトアテンダントのお姉さん,あまり機転が利かないのか,それとも仲間内で話した方が楽しいのかよくわかりませんが,まずは左舷前方に座っていたクルーからコーヒーなどの注文を受けて,優先的に配っています。右舷後方の私は後回し。
ようやく私の順番となり,きわめて事務的に私にコーヒーとサンドイッチをサーブしてくれました。会話はなし。
そのあともフライトアテンダントのお姉さんは身内との会話で盛り上がっていました。これも労働者の権利なのか…?
【機材コンディション】
プッシュバック開始は定刻。しかし成田空港混雑のため,離陸したのは40分後。
【総合評価】
NZのフライトアテンダントはけっこう当たり外れが大きくて,同様にデッドヘッドのクルーがビジネスキャビンを占拠していた別の日のフライトでは,アイランダー系の男性フライトマネージャが私を気遣ってくれたこともあります。
とはいえ,今回のフライトアテンダントのような人も多いわけで,これを社員の権利を大切にする素晴らしい社内環境と考えるか,プロ意識が希薄な素人ビジネスの社内環境と考えるかは,あなた次第。
【機内食・ドリンク】
行きのレポートでも書きましたが,この時期は日本との間を頻繁に往復していたこともあり,変化のない食事メニューには食傷気味。
夕食にNZご自慢の分厚いワインリストからリースリングを選んでみたら「本日はリースリングを積んでいません」とのお返事。既にワインリストは意味を成さなくなっていました。
翌朝はNZで唯一,当たりの多い甘味系の朝食でフレンチトースト・焼きバナナ載せを選んでみましたが,ちょっと前まで標準装備だったアップル&マヌカハニーのシロップも省略されていて,なんだか残念。
【座席(シート)】
フルフラット時に敷くマットレスが,当社比3倍厚くらいの形状記憶スポンジにアップグレードされていて,これは快適でした。
【機内スタッフ】
CHCで乗客のほとんどが降機し,清掃が終わって再搭乗すると,なんとビジネスクラスには私1人しか乗っていない。
おおっ,これは貸切キャビン? と思った直後に,NRT/CHCの勤務を終えてデッドヘッドとなったクルーがビジネスクラスにどかどかと乗り込んできて,あっという間にほぼ満席となりました。
すなわちビジネスキャビンで乗客は私1人だけ,あとは制服姿のニュージーランド航空職員。パイロットはネクタイを外してリラックス状態,座席を大きくリクライニングしてくつろいでいます。フライトアテンダントも制服姿でグデ〜としています。ちょっと異様な光景。
ニュージーランドはフランスなどと同様に,いちおう資本主義の国ですが実際には修正社会主義が色濃く反映されています。労働者の権利がとても大切にされるので,デッドヘッドのクルーがビジネスクラスを占拠しても,日本人から見ると違和感はありますが,彼らには当然の権利なのです。
まあ徹夜明けで疲れているんだろうし,ここはそういう国だし,仕方ないな,とは思います。しかし…
CHC/AKL担当のフライトアテンダントのお姉さん,あまり機転が利かないのか,それとも仲間内で話した方が楽しいのかよくわかりませんが,まずは左舷前方に座っていたクルーからコーヒーなどの注文を受けて,優先的に配っています。右舷後方の私は後回し。
ようやく私の順番となり,きわめて事務的に私にコーヒーとサンドイッチをサーブしてくれました。会話はなし。
そのあともフライトアテンダントのお姉さんは身内との会話で盛り上がっていました。これも労働者の権利なのか…?
【機材コンディション】
プッシュバック開始は定刻。しかし成田空港混雑のため,離陸したのは40分後。
【総合評価】
NZのフライトアテンダントはけっこう当たり外れが大きくて,同様にデッドヘッドのクルーがビジネスキャビンを占拠していた別の日のフライトでは,アイランダー系の男性フライトマネージャが私を気遣ってくれたこともあります。
とはいえ,今回のフライトアテンダントのような人も多いわけで,これを社員の権利を大切にする素晴らしい社内環境と考えるか,プロ意識が希薄な素人ビジネスの社内環境と考えるかは,あなた次第。
コメント
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コメント失礼します。
ニュージーランド航空には搭乗したことはありませんが、クルーレスト用のシートがユナイテッドには用意されていますね。それでもビジネスキャビンに戻りクルーが乗り込んでくるのは初めて知りました。凄い会社だなと思います。コロナが治れば出張で出る予定ですが、SQにしておきますね。
Jacobさん
コメントありがとうございます。
NZ,更に旧B767には客室内にカーテンで仕切られた「個室」クルーレストもあり,ちょっと異様でした。
私が知る限り,SQは時間が掛かりますが,それ以上の快適性がありますね。特にクルーは素晴らしいです。