鹿児島(KOJ)→福岡(FUK)　地震対応臨時便に乗る - ANA (全日空) 口コミ・評価

4月14日に発生した熊本地震で被災された方にはお見舞い申し上げます。
この14日に発生した熊本地震の影響で、九州新幹線が全線でストップまた九州自動車道も通行止めとなり、翌15日からANAとJALでは陸路移動が困難となった福岡～鹿児島間で臨時便を運航開始しました。ANAは福岡～鹿児島線を運航しておらず(エアーニッポン時代に運休)、「不定期便」扱いで運航を行いました。

15日にはB777-300(ピースジェット)が一往復、翌日からはB737-500、B767－300で2～3往復、4月28日からはB737-500で1日4往復が固定、5月8日まで運航されることになりました。
途中4月27日には九州新幹線が全通したこともあり、臨時便としての役割は完了したと判断し、運航終了の前日に搭乗することにしてみました。

搭乗したのは鹿児島を10:00に出発するNH1512便で、機材はB737-500、JA8596号機でした。このB737-500は1995年7月15日に福岡～鹿児島線でデビューしているので、ひさびさのこの路線への投入になります。
9:45に搭乗が始まりましたが結構利用客は多く、7～8割ほどの搭乗率となりました。新幹線は再開したもののまだ暫定開業で所要時間がかかることから航空機を利用する人も多かったのかもしれません。GW期間も重なったのでUターン利用者も見受けられました。
9:58にドアクローズ、プッシュバックとなりました。737－500ではモニターがないのでCAさんによるデモンストレーションが行われますがデモ用の音声が新しく流れていました。Q400でも一部でこの音声デモが使用されていますがQ400のものとは若干女性の声が違ったように思いました。

離陸後は雲の多いフライトとなり景色は良くありませんでした。フライト時間は40分ですが上空での巡航は10分ほどで、短いフライトでした。ドリンクサービスは生茶とアップルジュースをトレーでサーブする形が採られました。

当初福岡空港はRWY16を使用するコースを北上していましたが久留米付近で急に降下、左右の旋回を繰り返し、RWY34のコースにのり、10:35に福岡空港に着陸しました。
福岡空港では3番スポットに到着、バスで工事中の第3ターミナルまで案内されました。

翌日にはANAによる福岡＝鹿児島臨時便は終了となりましたがその役割はとても大きかったはずです。九州地方の早い復興をお祈りします。