サンライズをお供に早朝の羽田から神戸へ。真っ白なB738で朝食も快適。 - ANA (全日空) 口コミ・評価

航空会社 ANA (全日空)

2024年05月01日に撮影されたANA (全日空)の航空機写真

© にっさんさん

全日空(ANA)は、日本ヘリコプター輸送と極東航空が1958...
日本
IATA | ICAO
NH | ANA
アライアンス
スターアライアンス

搭乗レビュー
サンライズをお供に早朝の羽田から神戸へ。真っ白なB738で朝食も快適。

航空会社
全日空
便名
NH411
ビジネス
搭乗日
2019/02
路線
羽田(東京) → 神戸
機体記号
JA88AN
機材
Boeing 737-8AL
総評:5
5ッ星
機内食・ドリンク
5ッ星
座席(シート)
5ッ星
機内スタッフサービス
4ッ星
エンターティメント
4ッ星
トイレ・洗面台
無評価
機材コンディション
5ッ星
地上サービス
5ッ星
口コミ投稿者
Harry Lennonさん
アクセス数
599
投稿日
2019/03/11

搭乗写真

  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    スパークリングワイン シャンパーニュ... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    朝5時台の羽田T-2。もうこんなに人... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    眠いけど、通過儀礼。
  • 写真の種類:座席(シート)
    機内の色調がロボットの操縦席みたい。... 続き
  • 写真の種類:座席(シート)
    足元もモデルチェンジの度に様変わりし... 続き
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    味わえる時間は短いけど、確実にリラッ... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    朝8時を迎えようかという神戸空港に無... 続き

総評

第2ターミナルののっぽ時計の短針は、まだ5の文字を乗り越えたばかり。それなりに自分にも馴染みの深い空の玄関口に、いつもとは違う密度の声や温もりが行き交う光景は、不思議と新鮮なエッセンスを与えてくれるものです。個人的に早朝便の出発の早さレコードを更新した今回は、朝6:30発の神戸行きANA便に搭乗します。
眠い。。それもそのはず、前日の深夜までに及ぶ仕事の関係上、3時間ドライブを経て前泊の蒲田にクルマを停めたのが2:00、そこから二時間睡眠してのシャワー、ホテルのフロントさんに志○けん氏さながらの二度見をされての短時間滞在チェックアウト、そして2タミパーキングに移動、イマここ、的な感じです。
しかしそれでも朝5時台からせわしなく動き出す人々がこれだけいるのかと思うと、中には自分より余裕でハードなスケジュール上にいる人も絶対いるだろうなと、そう思いながら眠気に喝を入れたいですが、、まあ眠いです。

保安検査後すぐに構えるオープン間もないラウンジに突撃して椅子に身を委ねると、改めてちゃんと起きれたことに感心しつつビール。笑 本当にもう朝からすみませんね、という低姿勢な心を決して忘れず、神戸での午後の予定までのアルコール分解具合を念入りに逆算、、そうそう機内でのワインも計算に入れなきゃだめですよ、、?
そんな愚民にも等しくうるわしき朝焼けはやってまいりました。建築の進む新国際線用のターミナル脇を通り、南ピア先端の67ゲートへと歩を進めます。

羽田-神戸区間をB737-800及びB777-200で運行しているANA、早朝の羽田発便は前者・小型機ですが、見ていた感じではほぼ満席の様子。ちなみに帰路も同区間の神戸発で折り返してきましたがこちらは後者。往復ともに週末だったこともあるのか、ビジネス関係の方よりプライベートな利用者さんの方が多く見受けられました。
ボーディングブリッジのガラス越しにB737のレジを見ると、JA88AN。おおっと!当機種の最新機材でした。エントランスから照明の感触が近未来的で、もちろんインテリアは真っ白、シートの色味は紺色に近い落ち着いたテイスト。キャビンの端々から最新のあれこれが目に飛び込んできます。去年の今頃、緑シートの大先輩A320に乗ったこともまた懐かしく思い出されます。笑 あれはあれでノスタルジックで嫌いではない。。

リクライニング操作のパネルやレッグルームの感じも新鮮。年々デビューする最新インテリアともまた微妙に細部が異なってると思われますが、サイゼ○ヤのキッズメニューみたいに待ち時間をそんな間違い探しに費やしていると、不思議と睡魔は一旦ストップ。上空でご飯食べたらすぐに降下だろうし、このままキッズな心の自分はうたた寝なしで行けそうです。
またこのインテリアカラーの白と紺が連邦軍パイロット的な気分にさせてくれて、より一層キッズ気分が高まります。自分はニュータイプではないけれど飛行機はニュータイプ。そんなわけでDカタパルトより出撃です。笑

今回は予約時すでに通路側しか空いておらず、それでも新幹線よりは空を飛びたい、と苦渋の決断をしての当フライトなわけですが、東京湾上空の煌びやかな朝の水面を前に、隣の窓側担当パイロットは夢の中。そんなことなら代わりに僕が身を乗り出して敵モビルスーツ(対向機)の接近を発見したい、と心の中でつぶやきたいだけつぶやきましたとさ。朝からお仕事のご様子なお隣さん。本当にお疲れ様です。
羽田~神戸間です。そりゃもう華麗な手さばきで、CAさんたちが朝食の良い香りを配膳していきます。今回は朝泡活をしようと計画しておりました。スパークリングワインをオーダーして、温かいスープと有り難く合わせます。それなりに揺れもあったのでズズズイと流し込みましたが。洋食的なテイストの朝ごはんはキレの良い泡活に見事にマッチング。小気味良くスパイスの効いたトマト煮も時間帯に程よくふさわしく美味しかったです。コーヒーと御馴染みチョコクッキーまでフワフワ気分で楽しみました。

進行方向左側、ちらりとお隣さんの向こうの窓に目を遣ると、大阪湾が見えた後に海岸線と街並み、そして丘陵が見え始めました。どうやら神戸を一旦パスして旋回、西側からランディングするようです。ハーバーランドの観覧車やメリケンパークあたりのザッツ・神戸な景色が、通路側のこの席までお裾分けしてもらえました。海風が強めなのか、小型機といえどもパワフルな着地をもって、無事に到着。

シンプルな神戸空港は構造もわかりやすく、贅沢を言わなければ必要なものも揃い、市街アクセスも恵まれていて何気に良い空港ということを、今回往復利用してみて思いました。デッキに出ると軽く空気に湿り気が帯び、薄く曇ってはいましたが、空の端には青い部分も見え始めており、数時間後には冬晴れの気持ち良い1日を演出してくれる予感に満ちていました。
季節を肌や目や耳に感じる旅は本当に良いものです。日々の移ろいを知ることは生きてることを実感してるってことですから。次は春旅なので桜が見れるかなあ、とウキウキしたり。いくつになっても心はアムロ・○イなわたくし、眠気まなこを擦り、販売機から顔を出したポートライナーの切符を握り締めました。

皆さんも良い旅を。 

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