航空会社 JAL (日本航空)
- 国
- 日本
- IATA | ICAO
- JL | JAL
- メンバー評価
- 搭乗レビュー 4.08 [8,317件]
- アライアンス
- ワンワールド
搭乗レビュー
#600 (I445) 日本航空 HND-SGN 機材変更の軍配は!?
- 口コミ投稿者
- westtowerさん
搭乗写真
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タンソンニャット空港に帰還
総評
2015年3月を境に、日本航空 羽田-ホーチミン線の機材変更が行われました。以前はSS6 仕様のB767-300/ER(コンフィグA44)が、現行は非SS8仕様のB788(コンフィグ E01)がアサイン。ビジネスクラスの比較ポイントを一言で言うと、フルフラットシートの旧型機かライフラットシートの新型機かということになりますが、本稿ではもう少し掘り下げて比較してみたく思います。尚、より分かりやすい対比のため、過去にA44に搭乗した際の写真を参考として数枚掲載しておりますこと、ご了承ください。
ご参考に、SS6 仕様のB767-300/ER(コンフィグA44)の搭乗レビューはこちら。
#546 (I395) 機材変更で乗り納めか? SS6 ビジネスクラス
#547 (I396) SS6ビジネスクラスでの大失態
【チェックイン】
短時間の日本滞在。心配事の峠は越え、気持ちも少し楽になりました。往路よりはフライトを楽しめそうです。夏休み入りの週に当たり、22:00の羽田空港は全体的には大混雑でしたが、JALチェックイン・カウンターは渋滞なくスムーズなチェックインができました。
【ラウンジ】
Sakura Lounge SKY VIEWを利用しました。00:30発 JL5093(EK313) DXB行、00:30発 JL033 BKK行、01:00発 JL7018(AA26) LAX行のPaxが次々とラウンジを後にし、01:25発 JL079 SGN行のPaxはガラガラになったダイニングでゆっくりとスパークリングワインと定番の特製牛肉カレーを楽しむことができます。
【搭乗】
112番ゲートから搭乗。搭乗予定時刻は01:05、搭乗開始時刻も01:05。出発予定時刻は01:25、出発時刻は01:19。定時運行に使命感を持って臨むスタッフの皆さまの努力の証だと思います。
【搭乗機・機材コンディション】
復路と同型機の機番JA834J B787-846。2013年05月 初飛行、同年06月JL登録、機齢3.2歳。コンディションに全く問題はありません。コンフィグはE01、ビジネスクラス42席 + エコノミークラス144席=合計186席の仕様。エンジンは2 x GEnx-1B64
因みに、前回SS6搭乗時の機材は、JA617J。2007年07月 初飛行、同年08月 JAL登録、機齢8.6歳(搭乗時)のB767-346/ER。コンフィグはA44、ビジネスクラス24席 + エコノミークラス175席=合計199席の仕様。エンジンは2 x GE CF6-80C2B2。
お年を召していますが、SS6にお色直しされ、機内の古臭さを全く感じさせませんでした。
機材の諸元比較を簡単に記しておきます。
分類:B767=セミワイドボディ機 B788=ワイドボディ機
初飛行:B767=1981年09月 B788=2009年12月
運用開始:B767=1982年09月 B788=2011年10月
全長:B763ER=54.9m B788=56.7m
全幅:B763ER=47.6m B788=60.1m
全高:B763ER=15.8m B788=16.9m
胴体全幅:B763ER=5.03m B788=5.74m
客室全幅:B763ER=4.70m B788=5.49m
座席数(日本航空):B763ER(A44)=C24+Y175 B788(E01)=C42+Y144
最大離陸重量(参考例):B763ER=186,880kg B788=219,540kg
選択可能エンジン:B763ER=GE CF6-80C2, P&W PW4062, RR RB211-524H
B788=GE GEnx, RR Trent 1000
巡航速度(参考例):B763ER=M0.80 B788=M0.85
航続距離(参考例):B763ER=11,300km B788=15,200km
【座席(シート)】
さて最大の関心事、キャビンとシートの比較についてです。
(*B767のLD-3並列搭載不可のデメリット、B788の燃費優勢性やエンジン互換性のメリット等については、パッセンジャー・インターフェイスの点であまり関係なく本稿では割愛)
B763ER (A44) SS6 ビジネスクラス・キャビンは、濃いめの臙脂色のシートが温かみを感じさせる上質な空間。1-2-1のスタッガード アブレストは全席通路アクセスが可能。
B788 (E01) ビジネスクラス・キャビンは、シェル型シート外殻の配色からソリッド感が高め。オーディナリーな2-2-2の並列アブレスト。
どちらかというと1人旅の頻度が高い僕としては、隣席に気兼ねせずプライバシー感の高いスタッガード仕様のSS6に軍配を上げます。
B763ER (A44) SS6 ビジネスクラス・シートはフルフラット、高反発枕エアウィーヴは心地良いホールド感とも相まって、この上ない高次元の睡眠環境を提供してくれます。
B788 (E01) ビジネスクラス・シートはライフラット、リクライニング角度は170°。フルフラットと比較し10°の差ではありますが、たかが10°されど10°で、ライフラットは寝ている間に体が足元の方にずれてしまうため、SS機と比較すると睡眠環境が多少劣化してしまうことは否めません。
一方で、B788 (E01)ならではのメリットもあります。キャビンへも標準装備された加湿装置と新型空気清浄機により、乾燥で目や喉が痛くなることは少なくなりました。また、トイレの温水洗浄便座も快適性の向上に一役買っているところもあります。
尚、エレクトロミズムの電子カーテンについては、個人的にはあまり優位性を感じません。
比較考の総評としては、深夜発早朝着のレッドアイ・フライトだからこそ最重視すべきは睡眠環境、と言う事でHND-SGN便にはSS仕様機をアサインし続けて欲しかったところです。
【機内食・ドリンク】
往路(ベトナム発)で和食をチョイスして失敗しました。復路(日本初)では洋食を選択しました。後になってオーダーを逆にすればよかったと後悔しています。
洋食メニュー
・お目覚めの一杯 有機ブラッドオレンジジュース
・パテ・ド・カンパーニュ
・枝豆と大葉のポテト バゲット添え
・ミックスビーンズのサラダ 柚子ドレッシング
・ほうれん草のキッシュ イベリコ豚ソーセージ添え
・メゾンカイザー プチクロワッサンとプチエクメック
・ヨーグルト アカシアの蜂蜜添え
・フルーツ盛り合わせ
白ワインでもオーダーしたくなりますが、さすがに早朝03:30からは飲めませんね。
健康に配慮されたメニューだと感じました。
【エンターティメント】
豊富なメニューですが使用せず。食事の時間以外は睡眠を貪りました。
【トイレ・洗面台】
清潔で問題ありません。こまめに点検、清掃されている様子が窺えました。
【トピックス】
BコンCキャビン担当はベテランの女性CAさんでした。「先日本当に久しぶりにサイゴン線に乗務したのですが、昔の通貨が今は通用しなくてビックリしました」。往年の歴史を感じさせるご発言が印象に残りました。
順調過ぎる飛行で、定刻より26分早い04:49の到着。これは喜ばしいことではあったのですが、ホーチミン・タンソンニャット空港の入管職員が予定された勤務開始時刻をきっちり守る(予定外の早着に臨機応変な対応を行わない(サービス精神ゼロ)。)ため、結局パスポートコントロールで待ち惚けを喰らいました。
ここはベトナム、然もありなん(苦笑)。
ご参考に、SS6 仕様のB767-300/ER(コンフィグA44)の搭乗レビューはこちら。
#546 (I395) 機材変更で乗り納めか? SS6 ビジネスクラス
#547 (I396) SS6ビジネスクラスでの大失態
【チェックイン】
短時間の日本滞在。心配事の峠は越え、気持ちも少し楽になりました。往路よりはフライトを楽しめそうです。夏休み入りの週に当たり、22:00の羽田空港は全体的には大混雑でしたが、JALチェックイン・カウンターは渋滞なくスムーズなチェックインができました。
【ラウンジ】
Sakura Lounge SKY VIEWを利用しました。00:30発 JL5093(EK313) DXB行、00:30発 JL033 BKK行、01:00発 JL7018(AA26) LAX行のPaxが次々とラウンジを後にし、01:25発 JL079 SGN行のPaxはガラガラになったダイニングでゆっくりとスパークリングワインと定番の特製牛肉カレーを楽しむことができます。
【搭乗】
112番ゲートから搭乗。搭乗予定時刻は01:05、搭乗開始時刻も01:05。出発予定時刻は01:25、出発時刻は01:19。定時運行に使命感を持って臨むスタッフの皆さまの努力の証だと思います。
【搭乗機・機材コンディション】
復路と同型機の機番JA834J B787-846。2013年05月 初飛行、同年06月JL登録、機齢3.2歳。コンディションに全く問題はありません。コンフィグはE01、ビジネスクラス42席 + エコノミークラス144席=合計186席の仕様。エンジンは2 x GEnx-1B64
因みに、前回SS6搭乗時の機材は、JA617J。2007年07月 初飛行、同年08月 JAL登録、機齢8.6歳(搭乗時)のB767-346/ER。コンフィグはA44、ビジネスクラス24席 + エコノミークラス175席=合計199席の仕様。エンジンは2 x GE CF6-80C2B2。
お年を召していますが、SS6にお色直しされ、機内の古臭さを全く感じさせませんでした。
機材の諸元比較を簡単に記しておきます。
分類:B767=セミワイドボディ機 B788=ワイドボディ機
初飛行:B767=1981年09月 B788=2009年12月
運用開始:B767=1982年09月 B788=2011年10月
全長:B763ER=54.9m B788=56.7m
全幅:B763ER=47.6m B788=60.1m
全高:B763ER=15.8m B788=16.9m
胴体全幅:B763ER=5.03m B788=5.74m
客室全幅:B763ER=4.70m B788=5.49m
座席数(日本航空):B763ER(A44)=C24+Y175 B788(E01)=C42+Y144
最大離陸重量(参考例):B763ER=186,880kg B788=219,540kg
選択可能エンジン:B763ER=GE CF6-80C2, P&W PW4062, RR RB211-524H
B788=GE GEnx, RR Trent 1000
巡航速度(参考例):B763ER=M0.80 B788=M0.85
航続距離(参考例):B763ER=11,300km B788=15,200km
【座席(シート)】
さて最大の関心事、キャビンとシートの比較についてです。
(*B767のLD-3並列搭載不可のデメリット、B788の燃費優勢性やエンジン互換性のメリット等については、パッセンジャー・インターフェイスの点であまり関係なく本稿では割愛)
B763ER (A44) SS6 ビジネスクラス・キャビンは、濃いめの臙脂色のシートが温かみを感じさせる上質な空間。1-2-1のスタッガード アブレストは全席通路アクセスが可能。
B788 (E01) ビジネスクラス・キャビンは、シェル型シート外殻の配色からソリッド感が高め。オーディナリーな2-2-2の並列アブレスト。
どちらかというと1人旅の頻度が高い僕としては、隣席に気兼ねせずプライバシー感の高いスタッガード仕様のSS6に軍配を上げます。
B763ER (A44) SS6 ビジネスクラス・シートはフルフラット、高反発枕エアウィーヴは心地良いホールド感とも相まって、この上ない高次元の睡眠環境を提供してくれます。
B788 (E01) ビジネスクラス・シートはライフラット、リクライニング角度は170°。フルフラットと比較し10°の差ではありますが、たかが10°されど10°で、ライフラットは寝ている間に体が足元の方にずれてしまうため、SS機と比較すると睡眠環境が多少劣化してしまうことは否めません。
一方で、B788 (E01)ならではのメリットもあります。キャビンへも標準装備された加湿装置と新型空気清浄機により、乾燥で目や喉が痛くなることは少なくなりました。また、トイレの温水洗浄便座も快適性の向上に一役買っているところもあります。
尚、エレクトロミズムの電子カーテンについては、個人的にはあまり優位性を感じません。
比較考の総評としては、深夜発早朝着のレッドアイ・フライトだからこそ最重視すべきは睡眠環境、と言う事でHND-SGN便にはSS仕様機をアサインし続けて欲しかったところです。
【機内食・ドリンク】
往路(ベトナム発)で和食をチョイスして失敗しました。復路(日本初)では洋食を選択しました。後になってオーダーを逆にすればよかったと後悔しています。
洋食メニュー
・お目覚めの一杯 有機ブラッドオレンジジュース
・パテ・ド・カンパーニュ
・枝豆と大葉のポテト バゲット添え
・ミックスビーンズのサラダ 柚子ドレッシング
・ほうれん草のキッシュ イベリコ豚ソーセージ添え
・メゾンカイザー プチクロワッサンとプチエクメック
・ヨーグルト アカシアの蜂蜜添え
・フルーツ盛り合わせ
白ワインでもオーダーしたくなりますが、さすがに早朝03:30からは飲めませんね。
健康に配慮されたメニューだと感じました。
【エンターティメント】
豊富なメニューですが使用せず。食事の時間以外は睡眠を貪りました。
【トイレ・洗面台】
清潔で問題ありません。こまめに点検、清掃されている様子が窺えました。
【トピックス】
BコンCキャビン担当はベテランの女性CAさんでした。「先日本当に久しぶりにサイゴン線に乗務したのですが、昔の通貨が今は通用しなくてビックリしました」。往年の歴史を感じさせるご発言が印象に残りました。
順調過ぎる飛行で、定刻より26分早い04:49の到着。これは喜ばしいことではあったのですが、ホーチミン・タンソンニャット空港の入管職員が予定された勤務開始時刻をきっちり守る(予定外の早着に臨機応変な対応を行わない(サービス精神ゼロ)。)ため、結局パスポートコントロールで待ち惚けを喰らいました。
ここはベトナム、然もありなん(苦笑)。
フライトログ
搭乗の詳細データです。
- 座席番号
- 9A
- 搭乗クラス
- C
- 区間マイル
- 2,706
- 出発予定時刻
- 01:25
- 搭乗時刻
- 01:05
- 出発時刻
- 01:19
- 到着予定時刻
- 05:15
- 到着時刻
- 04:49
- 予定飛行時間
- 5:50
- 出発空港 天気・気温
- ☀
- 出発ゲート・スポット
- 112
- 離陸滑走路
- 16L
- 離陸時刻
- 01:40
- 到着空港 天気・気温
- ☁
- 着陸滑走路
- 25L
- 着陸時刻
- 04:42
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