航空会社 JAL (日本航空)
- 国
- 日本
- IATA | ICAO
- JL | JAL
- メンバー評価
- 搭乗レビュー 4.08 [8,365件]
- アライアンス
- ワンワールド
搭乗レビュー
#634 (I479) 機内で頬を伝う涙が乾いたら、そこはサイゴン
- 口コミ投稿者
- westtowerさん
搭乗写真
-
搭乗機 JL JA823J B787... 続き
-
JL ボーディングパス
-
第2ターミナル 本館 JL さくらラ... 続き
-
本日ばかりはスパークリングワインも何... 続き
-
さくらラウンジからの一枚
【航空フォ... 続き -
出発します。シルエットに浮かぶシップ... 続き
-
Bombay Sapphireがあれ... 続き
-
JL Y-class 機内食
あられ... 続き -
飯島奈美さんプロデュース
JAL K... 続き -
飯島奈美さんプロデュース
JAL K... 続き -
JL Y-class 機内食
飯島奈... 続き -
JL Y-class 機内食
牛餡か... 続き -
JL Y-class 機内食
牛餡か... 続き -
JL Y-class 機内食
-
JL Y-class 機内食
-
JL 機内誌 "SKYWA... 続き
-
JL 機内誌 "skywa... 続き
-
サイゴンに到着。さあこの街でもう一度... 続き
総評
熟慮の上に出した結論ではありますが、いざその日がやってくると非常に心が重たいものです。今日は最愛の家族を日本に残し、単身ホーチミンへ戻らなければなりません。別れが辛くなるから断ったのですが、家族で最寄り駅まで見送りに来てくれました。別れ際、平静を保ったつもりですが、娘たちの目にはどう映ったのか…。強いお父さんを演じるのは結構大変なんです。
【チェックイン】
約11ヶ月振りの成田からの出国でしたが、今回ばかりは写真撮影を行う気持ちも気力もありませんでした。チェックインの様子も記憶に残っていませんが、いつも通りストレスフリーの対応であったろうと思います。
【ラウンジ】
さくらラウンジでは儀式になっている定番のカレーをパスするほど、心がざわついていたのでしょう。ちびりと飲ったスパークリングワインも何故かほろ苦い。
【搭乗機・機材コンディション】
機番 JA823J B787-846
2013年08月 初飛行
2013年08月 JL登録
機齢3.6歳
コンディション 良好
エンジン 2 x GEnx-1B
【機内概況・座席(シート)】
搭乗機はSS8未対応のコンフィギュレーションE01。 E01導入前のSS6対応のコンフィグA44の方が機材は古くとも快適性は勝ります。
ライバルの全日空がハノイ/羽田線にB789のスタッガード、加えてコードシェアパートナーのベトナム航空もA359のスタッガードを投入していることへの対抗措置として、日本航空のハノイ/成田線も既にSS8対応のE11を起用していますが、ホーチミン線は機材更新の蚊帳の外の置かれてしまっております。小欄でも提言し続けていますが、ホーチミン線にもE11の導入が待ち望まれます。
【参考レビュー】
#546 (I395) 機材変更で乗り納めか? SS6 ビジネスクラス
http://flyteam.jp/airline/jal/review/27300
#600 (I445) 日本航空 HND-SGN 機材変更の軍配は!?
http://flyteam.jp/airline/jal/review/30434
【機内食・ドリンク】
映画「かもめ食堂」に登場する料理も手掛けられたフードスタイリスト 飯島奈美さんのプロデュースする機内食のコンセプトは「ほっとする、優しい味を、機内でも」。
美味しさ、彩り、素材感ともに上質なのですが、エコノミークラスの機内食にしてパッセンジャーの健康にまで配慮された内容に拍手を送りたいと思います。
飯島奈美さんの優しさをいただきました。
ありがとう、ご馳走様でした。
【エンターティメント】
珍しく、機内で映画を。
「この世界の片隅に」を選んだのは成功であり失敗でした。
家族と離ればなれになり感傷的になっているところに、「この世界の片隅に」、これはいけません。北條すずや浦野すみ、広島で出会った戦争孤児の少女の苦労や境遇に、自分の妻や娘をオーバーラップさせてしまい、場所を憚らず目頭が熱くなってしまいました。
【トイレ・洗面台】
使用せず
【エピローグ】
到着ロビーを一歩出るとそこにはいつもの人いきれと纏わりつく熱風。美味しい機内食と北條すずに元気をもらったからでしょうか、サイゴンに降り立つと少しずつファイトが沸いてきました。「今を生きる場所はここしかないのだ。さあもう一度!」との思いを胸に、再び雑踏とバイクの蠢く混沌の海にダイブしたのでした。
【チェックイン】
約11ヶ月振りの成田からの出国でしたが、今回ばかりは写真撮影を行う気持ちも気力もありませんでした。チェックインの様子も記憶に残っていませんが、いつも通りストレスフリーの対応であったろうと思います。
【ラウンジ】
さくらラウンジでは儀式になっている定番のカレーをパスするほど、心がざわついていたのでしょう。ちびりと飲ったスパークリングワインも何故かほろ苦い。
【搭乗機・機材コンディション】
機番 JA823J B787-846
2013年08月 初飛行
2013年08月 JL登録
機齢3.6歳
コンディション 良好
エンジン 2 x GEnx-1B
【機内概況・座席(シート)】
搭乗機はSS8未対応のコンフィギュレーションE01。 E01導入前のSS6対応のコンフィグA44の方が機材は古くとも快適性は勝ります。
ライバルの全日空がハノイ/羽田線にB789のスタッガード、加えてコードシェアパートナーのベトナム航空もA359のスタッガードを投入していることへの対抗措置として、日本航空のハノイ/成田線も既にSS8対応のE11を起用していますが、ホーチミン線は機材更新の蚊帳の外の置かれてしまっております。小欄でも提言し続けていますが、ホーチミン線にもE11の導入が待ち望まれます。
【参考レビュー】
#546 (I395) 機材変更で乗り納めか? SS6 ビジネスクラス
http://flyteam.jp/airline/jal/review/27300
#600 (I445) 日本航空 HND-SGN 機材変更の軍配は!?
http://flyteam.jp/airline/jal/review/30434
【機内食・ドリンク】
映画「かもめ食堂」に登場する料理も手掛けられたフードスタイリスト 飯島奈美さんのプロデュースする機内食のコンセプトは「ほっとする、優しい味を、機内でも」。
美味しさ、彩り、素材感ともに上質なのですが、エコノミークラスの機内食にしてパッセンジャーの健康にまで配慮された内容に拍手を送りたいと思います。
飯島奈美さんの優しさをいただきました。
ありがとう、ご馳走様でした。
【エンターティメント】
珍しく、機内で映画を。
「この世界の片隅に」を選んだのは成功であり失敗でした。
家族と離ればなれになり感傷的になっているところに、「この世界の片隅に」、これはいけません。北條すずや浦野すみ、広島で出会った戦争孤児の少女の苦労や境遇に、自分の妻や娘をオーバーラップさせてしまい、場所を憚らず目頭が熱くなってしまいました。
【トイレ・洗面台】
使用せず
【エピローグ】
到着ロビーを一歩出るとそこにはいつもの人いきれと纏わりつく熱風。美味しい機内食と北條すずに元気をもらったからでしょうか、サイゴンに降り立つと少しずつファイトが沸いてきました。「今を生きる場所はここしかないのだ。さあもう一度!」との思いを胸に、再び雑踏とバイクの蠢く混沌の海にダイブしたのでした。
フライトログ
搭乗の詳細データです。
- 座席番号
- 26K
- 搭乗クラス
- Y
- 区間マイル
- 2,722
- 出発予定時刻
- 17:50
- 搭乗時刻
- 17:30
- 到着予定時刻
- 22:25
- 予定飛行時間
- 5:35
- 出発空港 天気・気温
- ☀
- 出発ゲート・スポット
- 62
- 到着空港 天気・気温
- ☀
コメント
コメントする
コメントを書くにはログインが必要です。
ログイン・会員登録はこちらお得な格安航空券をゲットするためには、、
Recommend おすすめコンテンツ
JAL (日本航空)の搭乗レビューを投稿・公開しませんか?
FlyTeam(フライチーム)では、搭乗レビューを投稿・公開するブログ機能を提供しています。すでに、44,749件の搭乗レビュー(搭乗記)が投稿されています。
westtower様
心に染み入るレビューを堪能させていただきました。一つのフライトには人々の色んな思いが乗っているとは常に思ってますが、westtowerさんのような具体的な家族の風景を垣間見せてもらうと、空港や機内とは改めて出会いと別れの舞台なんだなと思いました。僕も子供がいるもので自分のことのようでした。
そういえば4月に成田のT-2デッキで少し撮影していた時、隣に、機内のパパに手を振るママや子供たちが来ていて、会話の内容から同じくお仕事で海外長期滞在されるであろうシチュエーションで、その時もウルッときてしまいました。
貴重な心のこもったレビューをありがとうございます!
そちらでのご健勝を日本から祈念しつつ、現地からのご投稿お待ちしています!
westtower様、Dream 787(#626 (I471) 東京の清 北京の濁。中国機から中国の空の現状を垣間見るでコメントさせていただきました)です。素晴らしいレビューです。感動しました。今まで見てきたものの中で1番ではないかと思います。特に私自身、小さい頃父が単身赴任していて寂しい事が多かったので、お父さんの目線でいざ考えてみるとぐっとくるものがあります。そういった意味でも悲しいけれど、心温まる投稿で良かったです。
現在ホーチミンにお住まいなのですね。NRT・HND/SGNのレビューはもちろん、ホーチミンでの生活などの投稿も楽しみにしています!westtower様のご活躍を祈念しています。
Harry Lennonさん
搭乗レビューへのコメント、有難うございます!
旅情の語り部、Harry Lennonさんにそのようなあたたかいお言葉をいただき、無上の喜びです。小生も、旅のシーンやトラベラーの機微や悲喜こもごもを洞察し自然体の表現で発信されているHarry Lennonさんのレビューのファンの一人です。今回の小生のレビューは貴作のエッセンスを参考にしてみたのです。それがお目に触れてとても嬉しく思っております。
台湾へのご旅行が近づいてきましたね、貴レビューを楽しみにしております。
今後ともよろしくお願いいたします。
Dream 787さん
いつも小生の搭乗レビューをご覧いただき、又コメントをいただき、有難うございます!
「東京の清 北京の濁」編では共感をいただき勇気付けられました。また本作にも過分なお褒めの言葉をたまわり大変恐縮いたします。
Dream 787さんのマイページを訪問したのですが、アドレスが見当たらないようです。FlyTeamをご卒業されたのでしょうか。Dream 787さんとお近づきになれたと感じておりましたが、とても残念です。
Dream 787さんのご健勝も祈念しております。いつかまた、世界の空のどこかで、お会いいたしましょう!
westtowerさん
僕こそ、空の経験の厚みの違うwesttowerさんのお目に触れていたなんて至極光栄です。
自分なりにオリジナリティを考えつつ、人の心にどこかで触れるようなレビューを、と、Flyteamさんで場所をお借りしているので、そのようなお言葉本当に嬉しいです。。
今回のレビューに込められたwesttowerさんの静かで真摯な思いを僕が感じ取ったのも、他の皆さんと同様、自然なことだと思います!
改めて、人がいるから旅があり、そこに共感があり、こうゆう感情の架け橋が生まれるんだなあと思ってしまいました。
大袈裟ですが、これからもこちらこそよろしくお願い致します!