フィンランド空軍のF-18、BOLチャフ/フレア・ディスペンサーを装着

フィンランド空軍のF-18、BOLチャフ/フレア・ディスペンサーを装着

サーブは2012年6月8日、同社のBOLチャフ/フレア・ディスペンサーを装着したフィンランド空軍のF-18ホーネットが、初めての飛行に成功したと発表しました。

フィンランド空軍はF-18の第2中間アップグレード(Mid Life Upgrade 2 = MLU2)を実施しており、そのひとつとしてBOLチャフ/フレア・ディスペンサーが搭載されることになり、製造とインテグレーションをサーブが2009年に受注していました。

BOLチャフ/フレア・ディスペンサーは、赤外線追尾ミサイルとレーダー誘導ミサイル両方から戦闘機を守るシステムで、翼端の渦流を利用してチャフやフレアを拡散させます。そして1基のディスペンサーに従来の5倍以上となる160ものチャフ/フレアを搭載することが出来ます。

これまでオーストラリア空軍のF/A-18やイギリス空軍のトーネード、アメリカ空軍のF-15、EF-2000タイフーン、グリペンなどに採用されています。

なお、フィンランド空軍ではF/A-18ホーネットを当初迎撃任務にのみ使うことを考えていたため、F-18の呼称を使用しています。

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