ベトナム航空グループは、2019年1月から9月までの業績で増収増益を達成したことを発表しました。これによると、連結利益は76.7兆ベトナムドン以上、年間事業計画の97.9%となるおよそ3.3兆の税込総合利益を達成しました。
親会社のベトナム航空単体の総収益は57.4兆ベトナムドン、税込利益は前年比52.84%増の2.7兆ベトナムドンを獲得しています。総合税込利益はグループが1.5兆ベトナムドン、親会社が856兆ベトナムドンとなっており、負債比率は2.45で2019年初旬よりも安全なレベルにとどまっています。
ベトナム航空、ジェットスター・パシフィック、ベトナム・エアサービス(VASCO)の経営成績では、搭乗者数は前年比で3.2%上回る2,140万人、貨物輸送は25万6,000トンと前年から微増しています。
ベトナム航空グループは、ロードマップの近代化と就航路線拡大を継続し、787-10をさらに2機、A321neoを10機導入し、国内線や国際線で新規就航を開始しています。
このほか、ベトナムとアメリカ間の直行便就航を前提に、デルタ航空やチャイナエアラインと連携を強化するとともに、ベトナム国内初の航空機の保守メンテナンス会社である「ベトナム・シンガポール航空テクノロジー(VSTEA)」を開業しました。
2019年の残り3カ月間、ベトナム航空は機材の定期メンテナンス、強化トレーニング、年末の繁忙期に備えた必要資源の確保に注力する予定です。