オーストラリア空軍KC-30A、アンバレーでエレファント・ウォーク

オーストラリア空軍KC-30A、アンバレーでエレファント・ウォーク

ニュース画像 1枚目:オーストラリア空軍 KC-30A
© RAAF
オーストラリア空軍 KC-30A

オーストラリア空軍の第33飛行隊(33SQN)は2019年11月15日(金)、アンバレー空軍基地で5機のKC-30Aで「エレファント・ウォーク」を実施しました。「エレファント・ウォーク」の後、4機が空中給油訓練、開発飛行テスト、ニューサウスウェールズ州の山火事で消火活動を行う消防士への支援の空輸など、それぞれのミッションで離陸をしました。

5機のKC-30Aは1,000名の乗客輸送、約40機のF/A-18に空中給油する能力があります。あるいは1,800キロメートルを移動し250トンの燃料を輸送できます。33SQNにKC-30Aを7機配備しており、このうち1機は中東でオクラ作戦に参加中、1機は定期的な重整備を実施しています。

「エレファント・ウォーク」は、第2次世界大戦から使われている航空用語で、連合国の爆撃機が12秒から15秒間隔で行う最小間隔離陸(Minimum Interval Takeoff:MITO)のため、滑走路をタキシングするものです。

KC-30Aは、A330-200を大幅に改造した空中給油/輸送機で、全幅60.3メートル、全長59メートルと、オーストラリア空軍で最大の航空機です。主翼の下のプローブアンドドローグ方式と機体後部のフライングブーム方式の空中給油装置を搭載しています。

開発が遅れ、2011年から2015年にかけて5機が導入され、2018年と2019年にそれぞれ1機が導入されました。2014年9月以降、1機のKC-30Aが中東で継続的に展開しています。33SQNは2019年、アメリカからF-35Aのフェリー、日本や東南アジアの演習参加への支援、中東での作戦支援などに着きました。

メニューを開く