ブルーインパルスからパトルイユ・ド・フランスへ アクロ・チームのバトン渡る

ブルーインパルスからパトルイユ・ド・フランスへ アクロ・チームのバトン渡る

ニュース画像 1枚目:パトルイユ・ド・フランスの展示飛行 イメージ
© Staff Sgt. Rebeccah Anderson
パトルイユ・ド・フランスの展示飛行 イメージ

東京2020オリンピックの閉会式が2021年8月8日(日)に開催され、2024年にオリンピックを開催するパリへオリンピック旗引渡し式が実施されました。閉会式に合わせ、パリ上空ではフランス空軍のアクロバットチーム「パトルイユ・ド・フランス」が赤・白・青のトリコロールのカラースモークと共にパリ上空を飛行しました。展示飛行したアクロバットチームだけの話で言えば、開幕式を飾った航空自衛隊「ブルーインパルス」から、「パトルイユ・ド・フランス」にバトンが渡ったとも言えそうです。

「パトルイユ・ド・フランス」は毎年7月14日、フランス革命を祝う「パリ祭」に合わせ、首都・パリの上空を飛行。トリコロールのカラースモークを使い、エトワール凱旋門からコンコルド広場のオベリスクにつながる一本道のシャンゼリゼ通りの上空を編隊飛行しています。「パトルイユ・ド・フランス」にしてみるとパリ上空の飛行はお手の物でしたが、前日はフィンランドでエアショーに参加、8月9日(月)には南仏への移動の合間を縫ったオリンピック旗引渡し式への参加でした。

この「パトルイユ・ド・フランス」が使用する機体は、アルファジェット(Alpha Jet)。以前のフーガ CM.170 マジステールから、1981年にアルファジェットへ更新し、現在まで同じ機種を使用しています。アルファジェット(Alpha Jet)は、フランス・ダッソーとドイツ・ドルニエが共同開発。特に、ダッソーはフライトの効率性、安全面など幅広い技術的な分野をサポートしており、フランス空軍の練習機としても使用されています。

なお、パリ・オリンピック開催の1年前、2023年には「パトルイユ・ド・フランス」の創設70周年を迎えます。60周年ではサロン・ド・プロバンス空軍基地で記念エアショーをはじめ、エールフランス航空と編隊飛行を披露するなどさまざまな企画を開催しました。70周年はオリンピック開催も控え、さらに盛大な記念の催しが開催されるかもしれません。

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