2022年に設立されたモルディブ・マレを拠点とする新しい航空会社「ビヨンド」は、2023年10月11日に初号機の到着を発表しました。
初号機は、エアバスA319型機「機体記号:8Q-FBA」で、8月にオールホワイト塗装の状態で受領。その後、インド国内の整備施設で内装や塗装作業が続けられていました。整備を終え、マレ・ヴェラナ国際空港に到着した際には、同社の創業者や出資者に出迎えられ到着セレモニーを開催しました。
「8Q-FBA」は、2004年に製造された機齢19年の機体。イギリスのイージージェットで8年ほど活躍し、その後チリやドイツの航空会社を経て2021年から保管状態になっていました。
機内は、ライフラットシートのプレミアムクラスが44席のみ設置されています。数年内にA321の導入を予定していますが、「8Q-FBA」の1機で11月から運航を開始。11月16日からマレ/リヤド線、17日からマレ/ドバイ/チューリッヒ線、19日からマレ/ドバイ/ミュンヘン線に就航します。日本へは、東京とベトナム・ハノイ経由の大阪便の就航計画があるとみられ、今後の詳細発表が期待されます。