中国商用飛機(COMAC)は、中国南方航空が2023年11月24日に運航したCZ3892便(広州/掲陽潮汕線)で、ARJ21型機の累計乗客数が1,000万人を突破したことを発表しました。
ARJ21は、COMACが開発・製造したエンジンを後方に配したリアジェット機で、約7年前の2016年6月から運航を開始。これまで、中国国際航空、中国東方航空、中国南方航空、成都航空、天驕航空、江西航空、華夏航空、インドネシアのトランスヌサへ117機を納入し、現在では140都市以上、週に約1,800便を運航しています。
COMACは、より大型のC919型機も製造しており、105機を発注しているローンチカスタマーの中国東方航空が、今年5月から国内線で運航を開始しています。また、ブルネイの新興航空会社「ギャロップエア」がC919を15機、ARJ21を15機(うち貨物型3機、ARJ21ビジネスジェット1機、ARJ21医療型1機)の合計30機を発注するなど、中国国外でもシェアを広げています。