アメリカ連邦航空局(FAA)が2013年1月16日、787の運航を一時的に停止するよう耐空性改善命令(Airworthiness Directives：AD)を発行しました。これを受けて、787を導入、運航する航空各社は路線での投入を停止しています。各社の現在の保有機材数と投入路線をまとめました。
ボーイングが8社にデリバリー済みの787は合計50機、787により運航していた路線は58路線でした。このうち、全日空(ANA)は17機で国内線11路線、国際線4路線を運航、日本航空(JAL)は7機で国際線6路線を運航していました。
追記：各機材の所在場所のまとめも配信しました(2013/01/19)
■保有機材数(リンク先は機体記号(レジ)、デリバリー年月)
ANA：17機
JAL：7機
エア・インディア：6機
ユナイテッド航空：6機
カタール航空：5機
エチオピア航空：4機
ラン航空：3機
LOTポーランド航空：2機
■787による就航路線 (スケジュールは下記の関連ジャンル：路線を参照)
ANA、羽田発着：(国内線)新千歳、伊丹、広島、松山、岡山、高松、山口宇部、福岡、宮崎、熊本、鹿児島、(国際線)北京、フランクフルト＜13路線、国内線11路線、国際線2路線＞
ANA、成田発着：シアトル、サンノゼ＜2路線＞
JAL、羽田発着：北京、シンガポール＜2路線＞
JAL、成田発着：ボストン、サンディエゴ、モスクワ(ドモジェドヴォ)、シンガポール＜4路線＞
エア・インディア、デリー発着：(インド国内線)バンガロール、チェンナイ、コルカタ、(国際線)ドバイ、フランクフルト、パリ＜6路線、国内線3路線、国際線3路線＞
ユナイテッド航空、ヒューストン発着：(アメリカ国内線)シカゴ、デンバー、ニューアーク、ロサンゼルス、サンフランシスコ＜5路線＞
ユナイテッド航空、ロサンゼルス発着：成田＜1路線＞
カタール航空、ドーハ発着：ドバイ、クウェート、ロンドン・ヒースロー、ミュンヘン、チューリッヒ＜5路線＞
エチオピア航空、アディスアベバ発着：アブジャ、ハラレ、ヨハネスブルグ、ラゴス、ルアンダ、ドバイ、フランクフルト、トロント、ムンバイ、北京＜10路線＞
ラン航空、サンティアゴ発着：ブエノスアイレス、リマ、ロサンゼルス＜3路線＞
LOTポーランド航空、ワルシャワ発着：(ヨーロッパ域内)ブリュッセル、ブタペスト、フランクフルト、ハノーファー、プラハ、ウィーン、(大西洋路線)シカゴ＜7路線＞
