防衛省、P-1の納入遅延を発表 量産機に不具合で運航停止

防衛省、P-1の納入遅延を発表 量産機に不具合で運航停止

防衛省は2013年6月20日、固定翼哨戒機P-1の5号機、6号機の納入遅延を発表しました。これは5月13日、P-1の5号機を製造する川崎重工業が飛行試験で、高高度における高速度での急激な機動を行ったところ、エンジンが停止。原因究明により、不具合はP-1の量産化の際、エンジンの形状を一部変更し、急激な機動を行なった際に、エンジンの燃焼が一時的に不安になり発生したことが判明したと、防衛省が発表しています。

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この事態を受け、量産機について不具合対応策を講じるため、2013年6月末に納入予定の5号機、6号機が遅延します。

また、海上自衛隊厚木基地に配備済みの3号機、4号機は現在、飛行を停止。原因究明をさらに進め、不具合対応策を講じた上で飛行再開するとしています。

FlyTeamの投稿によると、5月13日に3号機が飛行している様子が投稿されていますが、5月13日以降のP-1の飛行は、1号機が実施している様です。

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