ジェットスター・ジャパン、1年で2度目の厳重注意 不適切事例も頻発

ジェットスター・ジャパン、1年で2度目の厳重注意 不適切事例も頻発

国土交通省航空局は2013年10月9日、ジェットスター・ジャパンとエアアジア・ジャパンの2社に厳重注意を行いました。このうちジェットスター・ジャパンは1年間に2度目と異例の事態です。

ジェットスター・ジャパンには2012年11月16日、航空局がジェットスター・ジャパンに実施した検査で国土交通大臣の認可を受けた業務規程に規定された資格要件に満たない2名を「確認主任者」として選任、業務を行わせ、このうち1名は要件を満たしていなかったもの。社内でも認識したものの、是正が行われていなかったもの。

その後も整備規定通りに技術部門の業務が行われていない事例、航空機部品の管理が不適切な事例、整備委託管理が不適切な事例と、間接部門、現場といずれも不適切な事例が発生していると安全監査で明らかになっているとして航空局は改善を指導したにもかかわらず、1年以内に安全性での注意と早急な体制整備が望まれます。

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国土交通省からの厳重注意について

平素よりジェットスター・ジャパンをご利用いただき、誠に有難うございます。

本日、ジェットスター・ジャパンは、国土交通省より厳重注意を受けたことをお知らせいたします。

これは主に、弊社が運航しているエアバス社A320型機の7機において、同省が耐空性改善通報により指示する水平尾翼関係の部品の目視検査の内、一部の検査項目を実施していなかったことによるものです。

弊社では、直ちに当該機材の運航を停止したのちに、9月30日(月)、耐空性改善通報の指示通りの検査を実施し、問題がないことを確認しました。
この結果をエアバス社に通知し、機体の耐空性に問題がないとの回答を得ました。
これらを10月1日に航空局に説明し、機体を運航に復帰させることについて了解を頂きました。

この度厳重注意を受け、ご利用いただいております多くのお客様、また関係者の皆様に多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたこと、深くお詫び申し上げます。

お客様の信頼を得られるよう、本件における根本原因の追究と再発防止策を講じ、安全管理体制の強化を図って参る所存です。

(10月9日更新)
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追記:ジェットスター・ジャパンの告知文を追加(2013/10/10 12:20)

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