航空局、ジェットスターとエアアジアの日本LCC2社に厳重注意

航空局、ジェットスターとエアアジアの日本LCC2社に厳重注意

国土交通省航空局は2013年10月9日、ジェットスター・ジャパンとエアアジア・ジャパンの2社に対し、厳重注意を行い、10月23日までに改善報告を行う様、指示しました。

ジェットスター・ジャパン、エアアジア・ジャパンとも水平尾翼上部の駆動装置取付部の定期的な点検を一部、行わないままに長期間飛行していたもの。これは2008年10月3日に耐空性改善通報が発効されている「TCD-6671B-2008」の件で、エアバスのA318、A319、A320、A321の各種型式で水平安定板アクチュエータのプライマリー・ロード・パスの故障時、故障が検知されず、アクチュエータに重大な損傷を与える不具合を防止するための措置。エアバスでもサービス・ブレティンを発行しています。

ジェットスター・ジャパンは保有するA320-232で8ヶ月、エアアジア・ジャパンは保有するA320-216で7ヶ月間に渡り、この点検を行わないまま、航空機を運送に使用していたことが確認されています。

航空局は検査実施を求められているものの、それを実施せず、適切に技術検討が行われなかったとしており、安全運航の観点から重大な問題として、再発防止策を検討するよう厳重注意しました。

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