ヴァージン・アトランティック航空は航空業界の団体、SITAと協力し、Googleグラス、ソニースマートウォッチを利用した旅客サービスを開始すると2014年2月11日、発表しました。ヴァージン・アトランティックのロンドン・ヒースロー空港で、アッパークラスウィングのコンシェルジュスタッフが顧客サービスの提供にあたり、ウェアラブル技術を使用するもの。
このGoogleグラス、ソニースマートウォッチを利用したサービスは居客サービスの改善につなげる狙い。ヒースロー空港のT3で、ヴァージンが提供するリムジンから下車し、顧客を名前で出迎え、チェックイン手続きを開始します。また、スタッフは最新のフライト情報、到着先の天候、イベント情報などを提供するほか、現地の言語での情報を翻訳して提供します。
スタッフはGoogleグラス、ソニースマートウォッチのいずれかを着用し、6週間のテスト運用を行います。また、いずれもヴァージン・アトランティック航空とSITAが共同で開発したアプリを搭載しており、目的の業務ができるようにカスタマイズされています。ヴァージン・アトランティックは、航空機を利用する旅行客に向けて、革新的なサービスを提供するとしています。
なお、SITAによる航空会社のウェアラブル技術使用の可能性についてはSITAホームページに掲載されているPDFを参照ください。