国際航空運送協会(IATA)のトニー・タイラーCEOはマレーシア航空のMH370便の事故を受け、航空機追跡の技術を改善する必要があると言及しました。タイラーCEOは現時点で、民間機の追跡がMH370便の事故原因につながるかの結論は別と断りをした上で、AF447便の事故でも困難が伴い、今回の事故でさらに航空機追跡には改善の余地があるとの考えを示しました。
この航空機の位置把握については、国際民間航空機関(ICAO)が中心となった基準づくりと各国政府、民間航空会社の協力が必要との呼びかけも行いました。地域的な解決策ではなく、グローバルに対応できる基準、方策が必要だとの考えです。
IATAはICAOを含む専門家によるタスクフォースを組織し、2014年12月をめどに、より良い商業機を追跡する技術を実現する具体的な実現方法、投資額など、幅広い観点から案を検討していくとしています。