グローバルホーク、初めてイギリス領空を飛行

グローバルホーク、初めてイギリス領空を飛行

アメリカ空軍のRQ-4グローバルホーク無人偵察機が2014年5月29日、イギリス領空を初めて飛行し、航空交通管制との実証試験を実施しました。イギリス空軍が発表しました。

グローバルホークは地中海の基地を出発して、ヨーロッパ諸国の上空を飛行してイギリス領空に達し、ノルウェーの試験空域へと向かいました。

グローバルホークは、民間航空機の飛行高度より高い高度5万フィート以上を飛行し、遠隔操縦機も既存の航空交通の枠組みの中で安全に飛行できることが確認されました。

ロンドン航空交通管制センターのスティーブ・ブリンドリー少佐は「遠隔操縦機も有人機も管制官の立場では同じように管制します。機体にパイロットが乗っているかいないかを識別できるほどの違いがないからです」と話しています。

NATOでは、5機のグローバルホークを運用する同盟地上監視(AGS)システムを開発中で、過密なヨーロッパ空域を遠隔操縦機がシームレスに運用できるようなルール作りが急がれています。

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