文科省、JAXAの遷音速風洞の整備などで2015年度予算で82億円要求

文科省、JAXAの遷音速風洞の整備などで2015年度予算で82億円要求

文部科学省は2015(平成27)年度の概算要求で、次世代航空科学技術の研究開発で2014年度予算の49億円増加となる82億円を要求しました。

「戦略的次世代航空機研究開発ビジョン」で検討していた航空機産業で世界シェア20%を産学官の密接な連携で実現するため、その研究に必要な大型試験設備の整備に着手することが予算の柱となっています。

要求した予算は、運用開始から54年が経過したJAXAの遷音速風洞、49年が経過した低速風洞、さらに基礎研究を開発に反映させる国内に無いエンジン実証設備の整備を行うものです。

文部科学省がまとめた提言では、施設整備と同時に利用者による一定の負担として、使用料の導入を検討する方向性も打ち出しています。

この記事に関連するニュース
メニューを開く