三菱航空機、待望の国産ジェット機 MRJをロールアウト

三菱航空機、待望の国産ジェット機 MRJをロールアウト

ニュース画像 1枚目:三菱MRJ(想像図)
© 三菱航空機
三菱MRJ(想像図)

三菱重工業、三菱航空機は2014年10月18日(土)、名古屋空港に隣接する三菱重工名古屋航空宇宙システム製作所の小牧南工場で、開発中のMRJ(ミツビシ・リージョナル・ジェット)のロールアウト式典を開催しました。国産で開発する商用旅客機としてはYS-11以来の開発で、試験飛行へ移行する前の大きなマイルストーンとなりました。

サイテーション・ラティテュード 1

三菱航空機がロールアウトした機材は、製造番号「10001」、機体記号(レジ)「JA21MJ」で登録されるMRJ90です。このMRJ90は88席仕様で、このほか76席のMRJ70を開発する予定ですが、MRJ90より大きい「MRJ100」の開発も検討されています。

三菱航空機は今後、地上試験を行い、2015年第2四半期に初飛行を予定しています。飛行試験は名古屋空港、サブ拠点として北九州空港を活用するほか、アメリカ・ワシントン州モーゼスレイク空港(グラントカウンティ国際空港)でも一部の飛行試験を行うことも発表されています。この一連の試験を経て、商用向けの初号機は2017年第2四半期に納入します。

式典には三菱重工、三菱航空機の関係者、政財界、航空関係者500名が出席しました。

※のちほど、MRJの機体を収めた画像などの記事を配信する予定です。

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