エアバスのファブリス・ブレジエCEOは2015年1月13日、A380の顧客獲得や生産動向を問われ、スカイマーク向けに生産した2機について、150機超のうちでは「大きな問題ではない」と、顧客獲得で対応していると語りました。また、2015年にはA380で新しい顧客を獲得できるだろうとも強気の見方を示しました。
2015年はA380プログラムが開発からちょうど黒字化に転換するところで、プログラムとして成功しているとも強調しています。特に航空会社には、18インチの幅広い座席でありながら、横11席をエコノミーで導入できる機材とあり、収入を最大限に図りながら、顧客にも良い体験を提供でき、長距離路線に最適な機材であるとしています。
また、A380neoや将来的には長胴型のA380ストレッチバージョンなど長期的には様々な可能性が考えられるが、現時点では航空会社にこの機材のメリットを説明し、新たな顧客を積み重ねていくことが重要との考えを示しました。
なお、スカイマーク向けに製造した製造番号162、167とも現在はトゥールーズで保管されています。