日本貨物航空、厳重注意の再発防止策を提出 現場と技術部門の連絡改善など

日本貨物航空、厳重注意の再発防止策を提出 現場と技術部門の連絡改善など

日本貨物航空(NCA)は2016年10月19日(水)、10月5日(水)付けで航空局安全部からの厳重注意に対する再発防止策を提出したと発表しました。これは747-8F、機体記号(レジ)「JA18KZ」について、不適切な整備作業を実施していたことを受けたものです。

日本貨物航空は、整備士に対する「整備記録の取扱い」「作業基準による作業が出来ない場合の対応」「責任者の工程進捗管理」の徹底を行うほか、作業現場と技術部門の連絡体制を改善するとしています。

また、シフトの定期的なメンバーを入替えることでコミュニケーション不足の解消、組織の活性化をはかるとしています。こうしたコミュニケーションの改善や体制とあわせ、不具合作業の工程管理を徹底するほか、安全意識の向上、コンプライアンス意識の浸透をめざす安全統括管理者と整備部門社員の直接対話で、安全、コンプライアンス教育を実施していきます。

なお、航空局から指示された類似事例の有無については確認したものの、該当事例はなかったとしています。

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