「空飛ぶ眼科」のMD-10、12月にシンガポールを初訪問

「空飛ぶ眼科」のMD-10、12月にシンガポールを初訪問

ニュース画像 1枚目:「空飛ぶ眼科」MD-10の「N330AU」
© FedEx Express
「空飛ぶ眼科」MD-10の「N330AU」

「空飛ぶ眼科」として知られ、世界各地で眼科治療や啓蒙活動を行うオービスインターナショナルは、2016年12月12日(月)、MD-10に機材を更新してから初めて、シンガポールでの活動を行いました。MD-10、機体記号(レジ)「N330AU」はフェデックスが機材を寄附したもので、同社はその活動を支援しています。

世界で唯一、移動可能な眼科教育病院としてMD-10が運航を開始するまで、改装に6年の歳月と、改修に航空機の専門家が数百人、携わりました。機内には、46席を備えた教室、最先端のAV/IT室、患者の処置室、レーザー治療室、手術室、滅菌室、術前と術後のケア室が装備されています。

このMD-10には、オービスとボランティアの教員たちが眼科医、看護師、医療従事者を対象に訓練を行うために使用する3Dやライブ放送機能も備え、途上国で眼の障害に苦しむ多くの人々が視力回復の処置を受ける環境整備が期待されています。

この「N330AU」は、2016年9月に香港、瀋陽へのツアーを皮切りに活動をはじめ、今回のシンガポール訪問に続き、今後も世界各国で活動を展開します。

なお、フェデックスは1982年からオービスを支援し、これまで世界92カ国でフライイング・アイ・ホスピタル(FEH)プログラムを人的資源や物流に関する専門知識の提供でも支援しています。

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