ステルワーゲン、C-295を12機契約 人道支援向けなどにリースへ

ステルワーゲン、C-295を12機契約 人道支援向けなどにリースへ

ニュース画像 1枚目:CASA C-295
© AIRBUS S.A.S.
CASA C-295

カナダを拠点とするアカスタ・エンタープライジズ傘下の航空機ファイナンス・リース会社のステルワーゲンは2017年6月21日(水)、「パリ・エアショー2017」でエアバス・ディフェンス・アンド・スペースとC-295中型輸送機を確定契約しました。エアバスDSがリース会社と契約するのは初めてのことで、契約内容は確定12機、オプション12機です。

ステルワーゲンはこのC-295を人道支援、厳しい環境下で運航する航空貨物運送事業者、捜索救助サービスなどの政府系機関を含む民間市場への機材リースに活用する計画です。C-295は2名で運航でき、最大積載量は9トン超で、ターボプロップエンジンの中型戦術輸送機として現在、25カ国、28運航者が使用しています。今回の発注を受け、確定受注は198機、オプションを含めると200機超となっています。

ステルワーゲンの親会社、アカスタはC295の発注について、ビジネスプランに基づいた革新的な契約で、グループで扱う民間市場の開拓に大きくつながるものと言い、ステルワーゲンも人道支援を含む市場での可能性を集中的に研究しており、エアバスや運航会社と協力したいとコメントしています。エアバスDSも今回の契約について、C-295の可能性を新たに開拓するもので、新たなビジネスモデルを確立し、パートナーとして協力していくと述べています。

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