トーマスクックとエア・トランザット、季節毎の保有機材交換で提携

トーマスクックとエア・トランザット、季節毎の保有機材交換で提携

ニュース画像 1枚目:トーマスクック・エアラインズ・グループとエア・トランザット
© Thomas Cook Group
トーマスクック・エアラインズ・グループとエア・トランザット

トーマスクック・エアラインズ・グループとエア・トランザットは2017年10月2日(月)、両社の航空機を季節毎に交換する7年契約を締結したと発表しました。契約では冬スケジュール期間、トーマスクック・エアラインズ・グループがA321を複数機、エア・トランザットをリースし、その代替機としてA330-200を最低1機以上を受領します。これにより、両社はより効率的に保有機を活用することが可能になります。

エア・トランザットは冬の期間にナロウボディ機を多く使用し、カリブ海、メキシコ、フロリダ地域に運航し、夏の期間は大型機を大西洋市場で運航します。一方、トーマスクック・エアラインズは夏にナロウボディ機を使用して地中海各地へ運航、冬はワイドボディ機でキューバ、ドミニカなどカリブ海地域に多くの便数を運航しています。

例えばエア・トランザットは2016/17冬スケジュールに、ナロウボディを737で20機、ワイドボディはA310とA330を12機で、2017夏スケジュールはナロウボディが7機、ワイドボディは25機と、計32機体制の構成が異なっています。これに合わせ、エア・トランザットは737からA321neo、A310をA321neo LRに更新する計画で、A321neoとA330の2機種に整理し、トーマスクック・エアラインズとの機材交換も容易にします。

契約を受け、エア・トランザットは効率的な機材構成をさらに効果的な運用が可能になるとしており、トーマスクック・エアラインズ・グループもコスト効率の良い短距離、長距離路線の運航が可能になるとコメントしています。

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