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747ジャンボと同じエンジン音が今でも味わえる!その現役機とは?

© FlyTeam あずち88さん
岐阜基地 2022年12月12日撮影 川崎 C-2 航空自衛隊

普段、機内で何気なく耳に入ってくる飛行機のエンジン音。時には煩わしく思うこともあるかもしれません。しかし、鉄道ファンに「音鉄」と呼ばれる電車のモーター音や鉄道にまつわる音好きのジャンルがあるように、飛行機好きにもエンジン音に魅了された航空ファンが存在します。FlyTeam編集部きっての音好きスタッフがおすすめする、懐かしの747型機(ジャンボ)と同じエンジン音を、今でも味わうことができる現役機材をご紹介します!

■ CF6-80C2型エンジン

アメリカのゼネラル・エレクトリック(GE)社が製造するCF6-80C2型エンジン。日本航空(JAL)と全日本空輸(ANA)でかつて運用していたボーイング747-400型機や、両社が現在も運航しているボーイング767-300型機に装着されています。実はこの両機種に装着されているエンジンは、機材が違うのに“ほぼ”同じものでした。

© FlyTeam ニュース
CF6-80C2B1F エンジン

ジャンボ機747-400に装着されていたのは主に「CF6-80C2B1F」型。これに対し、767のエンジンは「CF6-80C2B6F」などで、型番の「CF6-80C2」以降の数値が性能の差により異なっています。実はこの両機種に装着されているエンジンは、機材が違うのに“ほぼ”同じものでした。同型のエンジンは、航空自衛隊C-2輸送機、KC-767J空中給油・輸送機や、アメリカ空軍の4発輸送機C-5Mでも使用されています。

© FlyTeam にっさんさん
伊丹空港 2023年4月21日撮影 JA610A ボーイング767-381/ER 全日空
© FlyTeam デルタおA330さん
横田基地 2023年3月3日撮影 86-0022 ロッキード C-5M スーパーギャラクシー アメリカ空軍

なんといってもこのエンジン最大の魅力はその「音」です。唸りをあげてエンジン回転数を上げる音は、ジャンボが日本に溢れていたあの頃を思い出させてくれます。国内線で実際に乗って体感したい!となれば、ジャンボ機がいない現在、JALおよびANA・エアドゥで機種が“767”または“763”と表示された便に乗るしかありません。

ここで紹介した「CF6-80C2」以外にも“音好き”には堪らないエンジンがあります。ボーイング737型機の胴体径に匹敵する大きさを誇るボーイング777型機へ装着される「GE90」型。エンジンの起動時と離陸のために出力を上げた際の、奥深い堂々とした唸りはおすすめです。また、ANAのエアバスA321neo型機でも採用されている、プラット・アンド・ホイットニー社「PW1100G」型の離陸直前、エンジンの回転数を上げる際に高音域で唸る「スプールアップサウンド」には毎回痺れさせられます!

空港周辺から遠巻きに音を楽しむのも良し、エンジンの真横を指定して搭乗しその音や振動を肌で感じるのもまた良し。“音好き”ならではのそれぞれの楽しみ方を堪能してみてはいかがでしょうか。

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