短距離路線なのにしっかりサービスのアシアナ航空 - アシアナ航空 口コミ・評価

航空会社 アシアナ航空

2024年04月13日に撮影されたアシアナ航空の航空機写真

© Echo-Kiloさん

韓国
IATA | ICAO
OZ | AAR
アライアンス
スターアライアンス

搭乗レビュー
短距離路線なのにしっかりサービスのアシアナ航空

航空会社
アシアナ航空
便名
OZ103
エコノミー
搭乗日
2007/03
路線
成田(東京) → 仁川(ソウル)
機体記号
HL7500
機材
Boeing 777-28E/ER
総評:5
5ッ星
機内食・ドリンク
5ッ星
座席(シート)
5ッ星
機内スタッフサービス
5ッ星
エンターティメント
5ッ星
トイレ・洗面台
無評価
機材コンディション
5ッ星
地上サービス
5ッ星
口コミ投稿者
HB-JMBさん
アクセス数
335
投稿日
2016/04/26

搭乗写真

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    事前にリクエストしておいた友人のベジ... 続き
  • 写真の種類:機内エンターティメント・アメニティ
    画面が粗くて恐縮だが(当時はこの手の... 続き

総評

 レビュー作成の経緯:過去の資料を整理していたところ、この搭乗記録が出てきたので、備忘録程度の書付として。
 注:このレビューは2007年当時の状況に基づいているので、2016年現在では事情が異なっている可能性もあるのでご容赦いただきたい。
【機内食・ドリンク】
 2時間程度の短距離路線の割にはきちんとしたホットミールが出されて充実であった。
 なお、OZの成田~ソウル線は創立後、B737-400で週5便しか運航できなかった創立間もないころから(他社との差別化のため)エコノミークラスでもホットミールを提供して対抗したとも言われているだけあって、日韓線の短距離でもホットミールには(当時は)相当なこだわりがあったものと推察される。

【座席(シート)】
 機齢が浅かったせいもあるのか(2002年導入の機材で当時の機齢は5年ほど)、特にシートのへたりがひどいとかリクライニングが壊れていたということはなかった。
 B777で3-3-3配置で、極端に横幅や座席間の感覚が狭いとい印象はなく、ごく標準的と思われる。
 なお、当時B777-200ERはソウル発着欧米線の長距離路線用機材として使われている機材だったためゆとりがあったのかもしれない。
【機内スタッフ】
 外資系ではごくごく平均的で、気配りや保安に関する意識が気になるという状況は(少なくとも当時は)見受けられず

【エンターティメント】
 今の水準から比べれば画面は小さく、タッチ式ではなかったものの当時としてはシートテレビがついており、かなり進んでいた。

【トイレ・洗面台】
 行った記憶がないので割愛

【機材コンディション】
 特に気になる点はなかった。

【空港サービス】
 全日空系のグランドハンドリングでごく標準的

【総合評価】
 この当時は2002年にようやく成田空港に2本目の滑走路ができ(暫定の2180mであったが)、スロットもそれまでよりは取りやすくなった。それを受けアシアナ航空もようやく追加のスロットも確保でき成田線も1日何便も運航できるようになり(ただし、当時持っていたスロットには2180mしかないB滑走路での離発着という条件つきで、成田発ソウル行きで投入できる機種がワイドボディー機ではB777-200、A330/A340,B767あたりの中型機に限定されていたものが少なくないという状況ではあったが・・・)、アシアナ航空の勢いというか好評の理由が垣間見えるフライトで、東京から沖縄方面への国内線より短いフライト時間のエコノミーではまさに「至れりつくせり」という印象であった(それは2016年の水準でみてもなお)。
 余談ではあるが、長距離路線用機材として使われていたB777-200ERが投入されていたのは、機体のフライトサイクル調整のために短距離路線に投入していたという側面の他、成田空港の2002年のB滑走路暫定開業で新たに得たスロットではB滑走路での離着陸が条件だったものが大半で(1日4往復のうちA滑走路使用が可能だったのはOZ102/OZ101の1日1往復分のみと思われる。この1往復には主にB747-400コンビが使われていた。臨時の機種変更ではB747-400全旅客型も使用されていたようである。それ以外はA330-300/B777-200ERかそれより小さい機種でないと運航できなかったが、B767ではERつきとERなし両方使用しても足りず、かつ中距離線用中型機として考えられていたA330-300もまだ導入初期でまだ成田線に対して固定的に運用できるほど十分な機数が導入されていなかった)、さりとてA320ファミリーを投入して便数を大幅に増やしていわゆる「シャトル便」として運航できるほどのスロット数は得られなかったようであるものと見受けられる。また、この当時は韓国も日本のLCCもまだ成田に乗り入れがなかったため、それなりに座席数を供給する必要があり、B767では座席数が不足し、A330/B777クラスの機材が必要という状況であったものと思われる。
 そのため、長距離用機材であったが、B滑走路で運用できる最大機種であったB777-200ERを使う必要に迫られたものと思われる。
 客室乗務員についても、配慮は悪くなく、きちんと業務をこなしているように見えていただけに(少なくともその当時は)、サンフランシスコでの同型機の着陸失敗事故で当初「客室乗務員が避難誘導をよく行えていなかったのでは」と言われていたり(注:当局による最終的な事故調査報告の中で、客室乗務員の避難誘導に問題があった可能性は指摘されているが)、ソウル発グアム行きのB767-300で、エンジン系統の異常が示されて、規定上福岡への緊急着陸が必要なところ、それをせずにグアムまで飛行継続してしまうトラブル(もちろんこれは客室乗務員は関係ないが)が見られたことは残念の限りである。

フライトログ

搭乗の詳細データです。

座席番号
27B
搭乗クラス
Y
出発予定時刻
1530
搭乗時刻
1503
出発時刻
1530
飛行高度
FL380
到着予定時刻
1810
到着時刻
1805
出発ゲート・スポット
Gate/Spot46
離陸滑走路
34R
離陸時刻
1554
到着ゲート・スポット
Spot/Gate 7
着陸滑走路
33
着陸時刻
1755
メモ
時刻はUTC+9で表記。当時の成田空港R/W34Rは暫定供用中で長さは2180m。この便の成田のスロットは暫定滑走路での離陸という制限のある枠と思われる。

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