帰国路3便目-航空券の値段に釣られてダブリンへ - ルフトハンザドイツ航空 口コミ・評価

航空会社 ルフトハンザドイツ航空

2024年04月23日に撮影されたルフトハンザドイツ航空の航空機写真

© まぁくさん

ドイツ
IATA | ICAO
LH | DLH
アライアンス
スターアライアンス

搭乗レビュー
帰国路3便目-航空券の値段に釣られてダブリンへ

航空会社
ルフトハンザドイツ航空
便名
LH978
エコノミー
搭乗日
2014/03
路線
フランクフルト → ダブリン
機体記号
D-AISO
機材
Airbus A321-231
総評:4
4ッ星
機内食・ドリンク
4ッ星
座席(シート)
4ッ星
機内スタッフサービス
4ッ星
エンターティメント
2ッ星
トイレ・洗面台
無評価
機材コンディション
4ッ星
地上サービス
3ッ星
口コミ投稿者
MaplecroftInnkeeperさん
アクセス数
346
投稿日
2014/04/03

搭乗写真

  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    飛行機が到着しました。
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    このスイス製のリンゴとミューズリー入... 続き
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    飛行機のコーヒーにしてはとてもおいし... 続き

総評

ちょっと待った…。経由地はマドリッドにしたって、1便目のレビューに書いてるくせに、なんでダブリンなんだよ!って突っ込まれそう…。すみません、ごもっともです…。確かに最初はJFK-MADのつもりだったんです。直行便もあったけど、うーん、イベリア航空かぁ、ちょっと気が進まない…。やっぱりルフトあきらめきれない。でもルフトは高い。そうしたら、あれっ、ルフトでもダブリンならベラボウに安いじゃん!と意外な発見。とりあえずダブリンまで行って、そこからマドリッドまで別チケットを足しても、値段はかえって安くつくし、たくさん飛行機に乗れるからいいか、と安易な決断をしたわけです。

ところが、安いチケットには落とし穴があるものなんですねえ。ブッキングクラスが「K」となっていて、ユナイテッドのマイレージプラスでもマイル加算対象外なんですよ。まあいいですけど…。

それにしてもあのアルファベット一文字で表されるエアラインのブッキングクラスって、本当に不可解ですね。同じエコノミーなのに、いったいドウチャウネン?これは、決まった座席数しかない1つの航空便から得られる売り上げをいかに最大限に膨らませるか、という究極の課題に取り組んで苦心の末に開発されたソフトに関係するようです。最低の格安運賃じゃないと他社に逃げてしまう客から、いくら高くてもこの飛行機に絶対乗らなきゃいけないという客まで色々いるという想定で、エアラインは座席の値段を何段階にも設定しています。それがいわゆるブッキングクラスに当たり、各クラスに座席数を割り当てています。高く売る席と安く売る席をうまーく組み合わせて、売上を確保するってことなんですね。それも一ぺんに各クラスの座席数を全部確定しちゃうのではなく、一度にほんの数席ずつ割り当ておいて、売れ行き状況をコンピューターさんが24時間じっと睨んでいて、それに応じて時々刻々と調整しているようです。サスガ、カシコイですね。

例えば、A空港からB空港までの単便と、B空港経由でC空港まで行く乗継便とで、不思議にも後者の方が安いということがよくありますけど、これはきっと安いブッキングクラスの席が乗継客用に取っておかれていて、直行便のあるエアラインと比べてメリットを設けることで、乗客を確保しているのかもしれませんね。あと、例えばA空港から短距離国内線でハブ空港Bまで行くだけの単便の客と、B空港を経由してそこからさらに長距離国際便でC空港まで行く客では、エアラインの心情としては、短距離便の座席は、大きい売上げになる長距離便に乗り継ぐ客に優先して売りたいので、単便のチケットを買おうとするとベラボウに高い値段が出てしまうようなメカニズムもあるそうです。

ちなみに、Flightstats.comに登録すると、航空便の空席状況が、どのブッキングクラスに何席解放されているかまで調べられ、安い席が空いてるかとか、アワードチケットで取れる席、アップグレードできる席などが空いてるかどうかも調べられるので、利用価値があるかもしれませんね。

相変わらず話が横道にそれてすみませんが、飛行機の値段がコロコロとよく変わる裏には、そんなエアラインさんの涙ぐましい努力と複雑なからくりがあったんですね。そんなことを考えながら、ある日もう一度値段をチェックしてみたら、$570で買ったダブリンは$730になっていました。つまりクラス「K」の一番安い席はなくなっちゃったってことですね。マドリッドは相変わらず$880くらいでしたから、タイミングよくつかんだおかげで、ダブリンからマドリッドまで$200程度のチケットを足しても、十分安くできたわけです。飛行機の切符買うのって、まるでゲームみたいだな思いながら、ちょっと得した気分でダブリン便に搭乗しました。(まるっきり遊んでる…)

ちなみに、これの前に乗ったJFK-FRAだけの同日同便の値段を検索してみたらなんと$1,051、FRA-DUBだけの値段は$512でした。まったく同じ飛行機でもチケットの種類によってこんなに違うんですね。すぐ隣に座ってるおばさんは、この座席にいったいいくら払ったのだろう…もしかしたら、自分の倍以上払ったのかも…という思いが頭をよぎると、なんだか申し訳ないような気も…。

それにしても、朝10というこの便の出発時間は、アメリカ東部時間では朝5時、ということはニューヨークを夕方5時に出発した便に8時間乗ったあと、空港で一夜を明かしたようなもの。ネムイ、キツイ…。

フランクフルト空港はトランジットが面倒で、大西洋航路の便が到着するターミナルは「離れ」といった感じ。散々テクテクと歩いたと思ったら、電車に乗って隣のターミナルビルまで。さらにテクテク歩いたりエスカレーターを登ったりして、またセキュリティを通過。やっと自分のターミナルに着いて、安楽椅子を見つけて仮眠しようとしましたが、やっぱり30分くらいでギブアップ。お腹が空いたので、腹ごしらえをして、時間を持て余した末に、5時間近くの乗り継ぎ時間を経てやっと搭乗したフライトです。満員でちょっと窮屈でしたが、機内食だけは頑張って起きていたものの、やっぱり時差による眠気には勝てませんでした。(笑)

ダブリンへアプローチでしつつ雲の下に降りたら、緑色の大地が目の前に広がり、よく見たら車が日本と同じ左側通行で、なんとなく親近感が湧きました。このフライトも、しっかり定刻通りにダブリンに到着してくれました。

フライトログ

搭乗の詳細データです。

座席番号
8A
搭乗クラス
エコノミー
区間マイル
675
出発予定時刻
10:20
到着予定時刻
11:25
予定飛行時間
2:05

コメントする

コメントを書くにはログインが必要です。

ログイン・会員登録はこちら
メニューを開く