SK945 ARN-ORD - スカンジナビア(SAS)航空 口コミ・評価

航空会社 スカンジナビア(SAS)航空

2023年07月15日に撮影されたスカンジナビア(SAS)航空の航空機写真

© TIA spotterさん

IATA | ICAO
SK | SAS
アライアンス
スターアライアンス

搭乗レビュー
SK945 ARN-ORD

航空会社
スカンジナビア航空
便名
SK945
ビジネス
搭乗日
2015/07
路線
アーランダ(ストックホルム) → シカゴ
機体記号
LN-RKN
機材
Airbus A330-343X
総評:5
5ッ星
機内食・ドリンク
5ッ星
座席(シート)
5ッ星
機内スタッフサービス
5ッ星
エンターティメント
5ッ星
トイレ・洗面台
5ッ星
機材コンディション
5ッ星
地上サービス
5ッ星
口コミ投稿者
finlanderさん
アクセス数
2,309
投稿日
2015/10/01

搭乗写真

  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    エコで予約したときのシートマップ。
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    オプションタウンでアップ申し込み中の... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    追加の保安検査にご招待のSSSS。チ... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    搭乗!ノルウェーで登録された機材です... 続き
  • 写真の種類:座席(シート)
    自席5H。(AYのそれに比べて)広い... 続き
  • 写真の種類:座席(シート)
    2人がけは中央のみ。
  • 写真の種類:座席(シート)
  • 写真の種類:座席(シート)
    コンソール部分。アメニティも置いてあ... 続き
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    ウェルカムドリンク。
  • 写真の種類:座席(シート)
  • 写真の種類:座席(シート)
    出発準備中。
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    ホットナッツ!人生初。
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    前菜ワゴン。
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    前菜。これだけでもだいぶお腹いっぱい... 続き
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    メインのワゴン。三種類からの選択。
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    豚肉の煮込み。おいしかったです。野菜... 続き
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    デザートワゴン。
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    盛ってもらいました。
  • 写真の種類:トイレ・化粧台
    洗面台。結構広い。
  • 写真の種類:トイレ・化粧台
    グリーンランドを見ながら…とか可能で... 続き
  • 写真の種類:座席(シート)
    おやすみタイム。
  • 写真の種類:機内エンターティメント・アメニティ
    WIFI,ビジとSASプラスおよびユ... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    WIFIが使えるって新鮮。AYではま... 続き
  • 写真の種類:座席(シート)
    リラックスポジション。
  • 写真の種類:座席(シート)
    ベッドにしてみた。
  • 写真の種類:座席(シート)
    ふとんかけてみた。
  • 写真の種類:ギャレー
    バーコーナー。品揃えおよびプレゼンよ... 続き
  • 写真の種類:ギャレー
    バーコーナー。フルーツたくさんって嬉... 続き
  • 写真の種類:座席(シート)
    Aコン左側。
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    到着前の軽食。サラダの内容を選べます... 続き
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    盛ってもらいました。。
  • 写真の種類:座席(シート)
    シカゴ到着!降機時に撮影。
  • 写真の種類:座席(シート)
    降機時に撮影。

総評

シカゴに出張。乗り馴れたワンワールドでどうにか航空券を手配できないかと思ったのですが,うまい乗継ぎや便利な到着および出発時刻の便がなく,久しぶりに使うことになったスカンジナビア航空(SAS)。シカゴにはコペンハーゲンおよびストックホルムから一日一便ずつ出ていて,ストックホルム乗継ぎだとヘルシンキから10時間強で到着できるので,案外便利。間に合うか間に合わないかいつもはらはらするアメリカ入国からの米国内乗継ぎがないのもポイント高いです。

むかぁしにフィンエアー(AY)がすごいポイントにケチだった頃,SASに乗りまくってユーロボーナスシルバーをゲットしたことがありました。その頃ためたポイントで,SASプラス(昔で言うところのエコノミーエクストラ)やビジネスに乗ってしまおうという計画。SASのマイレージプログラムであるユーロボーナスは会員が400万人を超えたとかで大人気ですが,その理由の一つにためやすさおよび使いやすさがあると思います。自分が特にいいなぁと思う,AYにはない(笑)特徴が,有償アップグレードがただの座席のアップグレードではなく,航空券上の予約クラスをポイントのたまるビジにアップグレードしてくれること。どういうことかというと,事前に有償のアップグレードオファーを購入する場合,AYでは最初に購入したエコノミーの予約クラスに基づいてポイント加算が行われるのに対して,SASでは予約クラスをビジネスに変更してくれて,ビジネス相当のポイントが加算されるのです(注:空港カウンターでのアップグレードを除きます)。なので,ちょっとした有償アップグレードでかなりの追加ポイントをゲットでき,上級会員に比較的簡単になれるという仕組みです。もっとも,どんなに安いエコの航空券でもSASでは100%加算だったり,全体的にAYに比べてポイントの付与条件が甘い一方で,NHと同様にダイヤモンドステータスを最近作って最上級会員の数を絞ったりと,一番てっぺんはなかなかの道ですが。

有償アップグレードは,オプションタウンという外部サービスを使います。もともとエコの航空券だったのですが,出発一週間前の段階で,プレミアムエコノミーにあたるSASプラスへのアップグレードがEUR150,ビジネスへのアップがEUR365。航空券は職場持ちなので,えいやーとSASプラスおよびビジネス両方へのアップグレードを申請しました。アップが通り次第カードに決済され,ビジへのアップが通るとそれより下位のSASプラスへの申請は自動取り消しになります。出発三日前に確認したところ,ビジへのアップが通っていて,予約もちゃんとマイルがたまるビジのものに変更になってました。ぐふふ。正規でビジの航空券を買おうとするとEUR700とかそれ以上の差額が発生するのに,この方法だと半分の額でビジに!ちなみに,アップの申請は早ければ早いほど安いようです。

大変長い前置きになりましたが,いざ搭乗。ストックホルムでの乗継ぎはたったの1時間ですが,ヘルシンキからの便は定刻で到着。しかし,搭乗券に"SSSS"というサインが出てしまったため,ラウンジには寄らずに直接ゲートへ向かいます。はたしてゲートで搭乗券を読み取り器にかざすと,追加の保安検査のために奥のブースにご案内。アジア人なのに大西洋横断というだけで目を付けられるんだろうなぁ,たぶん。今年の大西洋横断はこれで2回目ですが,追加の保安検査へのご案内サイン"SSSS"が出た確率100%。まぁ,手荷物を全部出して保安検査員に好きにさせるだけで,アメリカ入国時にときどきあるしつこいインタビューなんかはないので,時間が取られるだけの話ですが。

そして搭乗。初のSASのビジネス,正直に言って,驚くほど快適でした。機材もA330で,同型機を運航するAYとどうしても比べてしまうのですが,AYよりも優れた設備とサービスが提供されていると感じました。まずは,一列あたりの座席の少なさ。AYのビジは一列あたり最大5席なのに対して,SASのそれは最大4席。一席分の違いは座ってみて分かりました。横幅が広い。。。前にAYで,恰幅のよいおじさんのお腹がギリギリビジシートに収まっていたことがありましたが,この座席ではそんな問題なさそうです。横幅が十分なので,普通の腰だけでのシートベルトでは安全面で物足りないのか,座席には三点式のシートベルトが装備されており,これも珍しかったです。離着陸時以外は腰の二点を締めるだけで大丈夫みたい。

そしてさらに驚いたのが,機内食のプレゼンと量。おいしさについては,最近のヘルシンキ発のAY便では有名シェフ監修のメニューが出るようになったおかげで遜色ないものの,SASでは食事の配膳をワゴンで行うので,乗客が実物を見ながら選べるのが大変素晴らしい。クルーはみんなエプロンを身に付け,必ず左右のセクションを同じタイミングで料理やドリンクをサーブします。前菜やメイン,デザートは好き放題選べ,何品でもどうぞお好きにご自由に!という気前のよさ。飲み物も向こうから勧めてくれます。普段は絶対飲まない食後酒なんか頂いてしまいました(笑)。ワインのリストの中に,無農薬りんごジュース(オスロ産)があったりと,自分のような人のことも考えられてるんだなぁと感心。そして食間にギャレーでお好きにどうぞ,のバーコーナー。コーヒーマシンあり,フルーツたくさんで,AYのそれよりも品揃えプレゼンともに優位だと感じました。ちなみに,食器類はスウェーデンのOrreforsとデンマークのRoyal Copenhagenが使われています。SASらしい合わせ技。

クルーのフレンドリーさも◎。てか,この便では「ちょっと失礼じゃね?(笑」ってくらいクルーがフレンドリーで,バーコーナーでコーヒーの入れ方とか悪戦苦闘してたら,「なんでそんなのも分からないの!やってあげるわ」と呆れられたり,そのあと使用済みのグラスをギャレーに持って行ったら,「また君?今度は何?」とか聞かれたり(苦笑)。また,別のクルーは,機内食のサーブ中に自分がいちいち写真を撮っていたら,「カメラ貸してみ」と言って機内食のワゴンを別角度からパチリ,そして機内食とクルーと自分が入るように自撮りで一枚(笑)。ここでは掲載しませんが,楽しいクルーと素敵な機内食の大変良い思い出になりました。イヤホンのゴムの部分が外れてシートの下に落ちてしまったときも床にはいつくばって取ってくれたし,wifiのつなぎ方が分からなかったときも親切につなげてくれました。…確かに面倒くさい乗客だったのかもなぁ(苦笑。

おかげさまでシカゴまでの9時間はあっという間でした。AY以外のビジを体験できたのはなかなか価値があったと思います。今回搭乗したフルフラットベッドが装備されたA330は東京-コペンハーゲン線には投入されていないようですが,2015年11月から東京に飛んでくるA340にも同様の設備が導入されるとのことで,その際はぜひお金を払っても試す価値はあるかと思います。正直に言うと,AYよりもおすすめ(笑。

コメント

  • 2015/10/03 10:17:39

    はじめまして
    いつも搭乗レビューを拝見しています。

  • 2015/10/04 06:02:43

    おじゃるまるさま
    コメントありがとうございます。搭乗レビューいつもご覧頂きありがとうございます!

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