日本貨物航空、747-400貨物機2機売却 最後の1機はJA05KZ

日本貨物航空、747-400貨物機2機売却 最後の1機はJA05KZ

日本貨物航空(NCA)は2018年11月7日(水)、11月8日(木)付けで、同社保有の747-400貨物機の売却を国土交通省航空局に申請しました。売却機は機体記号(レジ)「JA06KZ」と「JA08KZ」の2機で、申請内容はいずれもウィルミントン・トラスト・カンパニーへの売却を理由としています。「JA06KZ」は現在「N406KZ」、「JA08KZ」は「N408KZ」として使用されています。

NCAは2018年8月、航空局による事業改善命令と業務改善命令に対する改善措置の中で、運航規模の見直しを進める方針を示しており、747-8Fの1機種化による整備を含む生産体制に見合う運航にすると明らかにしていました。2機の売却により、747-400シリーズは「JA05KZ」の1機となっています。「JA05KZ」も運航ラインから外れており、10月31日(水)の成田到着後は保管されている模様です。

なお、日本の民間航空会社が保有する747-400は「JA05KZ」のみとなっており、このほか政府専用機の2機もありますが、こちらも2018年度中に退役し、777-300ERをベースとした新たな政府専用機が導入される予定です。

※配信後、記事を一部修正しました(2021年2月10日(水) 15:20)

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