群馬県安中市での山林火災、陸自ヘリコプターが災害派遣と人命救助で対応

群馬県安中市での山林火災、陸自ヘリコプターが災害派遣と人命救助で対応

ニュース画像 1枚目:安中市での山林火災で消火活動
© 陸上自衛隊 東部方面隊
安中市での山林火災で消火活動

陸上自衛隊は2019年1月3日(木)、群馬県安中市での山林火災に対応しました。同日、群馬県安中市松井田町坂本地内碓氷で山林火災が発生し、消防による消火活動で鎮火に至らず、群馬県知事から陸上自衛隊第12旅団長に対し、災害派遣が要請されました。

派遣要請を受け、13時50分に第12旅団司令部のLOが群馬県庁に向け出発、13時50分には第48普通科連隊のLOが安中市役所に向け出発しています。その後、14時18分に東部方面航空隊のUH-1が1機、情報収集のため駐屯地を離陸し、14時23分には第12ヘリコプター隊のOH-6が1機、情報収集のため駐屯地を離陸しました。

第12ヘリコプター隊は15時13分以降、CH-47Jを使用し、空中消火活動を展開しており、東部方面航空隊のUH-1映像伝送機も活動を支援しています。1月3日(木)は航空機による散水回数は47回、散水量はおよそ235トンでした。この対応に航空機7機が派遣されています。

また、15時40分ごろ、消火活動中の群馬県の消防隊員1名が滑落し、災害派遣要請を受けたことから、人命救助にも対応しています。

この派遣要請を受け、16時23分に第48普通科連隊の部隊が人命救助活動のため現地に向け出発、16時41分に第12ヘリコプター隊のUH-60が1機、駐屯地を離陸しました。19時40分には第48普通科連隊の部隊が要救助者1名を収容し、第12ヘリコプター隊のUH-60で高崎ヘリポートに搬送しました。その後、20時12分に群馬県知事から撤収要請を受け、人命救助活動を終了しています。この対応に人員25名、車両3両、航空機1機を派遣しています。

期日: 2019/01/03
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