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ヴァージン 747-400
ANAホールディングス(HD)は2019年6月6日(木)、小型人工衛星の打ち上げを事業化するヴァージン・グループの宇宙開発企業「ヴァージン・オービット」と、日本・アジア展開に関する契約を締結しました。
ヴァージン・オービットの事業は、改修したヴァージン・ギャラクティックの747-41R、機体番号(レジ)「N744VG」を利用し、人工衛星を打ち上げます。航空機を使用することで、柔軟な打ち上げ地点の設定が可能という特徴があります。このシステムで、日本から宇宙へのアクセスを身近なものとし、人工衛星打ち上げに関わる日本の宇宙産業の拡大に貢献します。
ANA HDとヴァージン・オービットは、長期的な協力関係で合意しています。今回の合意に基づきANA HDは、ヴァージン・オービットの日本やアジアでの打ち上げサービスの輸送支援や、航空機と地上支援機材の整備などで、協力に向けた協議を開始しています。
ANA HDは、スペースポートジャパン(SPJ)とも連携し、国内の宇宙機離発着場に関する検証を実施しています。ヴァージン・オービットの日本でのサービス開始にあたり、最適な打ち上げ場所の選定に向けSPJと協力し、日本がアジアでの宇宙輸送ハブになることを目指します。