スイス連邦議会、スイス空軍の新戦闘機計画を承認

スイス連邦議会、スイス空軍の新戦闘機計画を承認

ニュース画像 1枚目:スイス空軍の戦闘機
© Schweizer Armee
スイス空軍の戦闘機

スイス連邦議会は、スイス空軍の新戦闘機計画で総額60億フランと、60パーセントのオフセット契約を承認しました。これにより戦闘機を受注する企業は、直接のオフセットで20パーセント、間接のオフセットが40パーセントで契約と相殺しなくてはなりません。

新戦闘機計画は、2020年9月27日(日)に国民投票が行われます。承認されれば、2021年に新戦闘機の選定と地上防空システムの選定が行われます。防空システムは20億フランで調達される計画です。

スイス空軍は現在配備している戦闘機を全て更新し、2030年以降もスイスの防空を担う必要があります。26機のF-5E/Fは昼間のみの使用に限定され、最新鋭の戦闘機と戦える能力がありません。さらに、F/A-18C/Dの30機は、2030年までに耐用年数を迎えます。

現在、新造戦闘機で現実的に入手可能な機種は、アメリカのF-16、F/A-18E/F、F-35A、フランスのラファール、国際協同開発のユーロファイター・タイフーン、そして過去に採用したものの国民投票で否決されたグリペンがあり、スイスがどの戦闘機を採用するのか注目です。

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