百里基地司令、ファントムの最後を見届け F-2を新たに迎え入れ

百里基地司令、ファントムの最後を見届け F-2を新たに迎え入れ

ニュース画像 1枚目:Chofu Spotter Ariaさんの航空フォト
© FlyTeam Chofu Spotter Ariaさん
Chofu Spotter Ariaさんの航空フォト

航空自衛隊、百里基地司令の佐川詳二空将補が新年の挨拶で、F-2とファントムについて触れ、同基地の2020年の大きな変化を紹介しています。佐川空将補は「東京五輪開催中も含む不断の防空任務を果たす基地として、また、F-2を新しく迎え入れ、ファントムの最後を見届け(中略)、航空観閲式の開催基地として(中略)、その責務を完遂していく所存です」と挨拶しています。

現在、三沢基地に配備している第3飛行隊のF-2が2019年度中に百里基地に移動します。F-2はこれまで岐阜基地、築城基地、三沢基地、松島基地に配備してきましたが、空自の国産戦闘機として初めて百里基地に配備されます。

ファントムは、第301飛行隊でF-4EJ改、第501飛行隊でRF-4EとRF-4EJを運用していますが、2019年度中に退役する予定です。百里基地では、1972年8月に「臨時F-4EJ飛行隊」として初めてファントムが配備されて以来一度も途切れることなく、約48年に渡り防空や偵察で活躍してきました。

第301飛行隊は、2020年度に三沢基地でF-35Aに転換します。第501飛行隊は部隊廃止になり、RQ-4グローバルホークの部隊が偵察任務を引き継ぐ予定です。

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