カンタス航空は2020年2月7日(金)、7月からオーストラリア国内線のアデレード/キングスコート線を倍以上に増便すると発表しました。オーストラリアのリージョナル・エクスプレスによる同路線からの撤退発表を受け、増便を決定しています。
カンタス航空は現在、アデレード/キングスコート間を、月、水、金、土、日の週5往復、また閑散期には週3往復を運航していますが、7月から週12往復便体制に拡大します。
キングスコートがあるオーストラリア南部のカンガルー島は、2020年に入っても続いているオーストラリア森林火災で、面積の約3分の1以上で甚大な被害を受けています。カンタスリンクのジョン・ギッシングCEOは増便の発表に際し、カンガルー島が長期的に必要とするのは観光客が戻ることで、そのためには信頼できる航空サービスが不可欠であるとし、今がカンガルー島を支援するタイミングであるとコメントしています。
なお、リージョナル・エクスプレスがアデレード/キングスコート線から撤退する理由として、カンタス航空の地方便拡大によって、同路線の搭乗率が減少したことをあげています。