ロナルド・レーガン艦載機、FCLPとCQ実施 新型コロナで異例の長さ

ロナルド・レーガン艦載機、FCLPとCQ実施 新型コロナで異例の長さ

ニュース画像 1枚目:CVN-76と艦載機
© U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist 2nd Class Kaila V. Peters
CVN-76と艦載機

防衛省は、アメリカ海軍の空母「ロナルド・レーガン(CVN-76)」の艦載固定翼機が2020年5月14日(木)から6月14日(日)にかけて、空母艦載機着陸訓練(FCLP)と空母着艦資格取得訓練(CQ)を実施すると関係自治体に連絡しました。CVN-76は5月5日(火)11時44分に横須賀を出港しています。

FCLPは硫黄島で実施する予定で、訓練時間は11時から翌日3時までで、訓練機種は艦載する第5空母航空団(CVW-5)の固定翼機、F/A-18E、F/A-18F、EA-18G、E-2D、C-2Aです。CQは、FCLP期間中とその直後に硫黄島付近の洋上で実施します。

天候などの事情により硫黄島で訓練が実施できない場合、予備の代替施設として横田、三沢、厚木、岩国の日本本土の飛行場が指定されています。

今回のFCLPは、第1グループは5月14日(木)から1週間程度、第2グループは6月8日(月)から3日間程度と2グループに分けて実施、CQは第1グループが5月23日(土)頃から3日ほど、第2グループは6月12日(金)ごろから3日ほどで実施します。

これまでより期間を長く設定した訓練となっており、現在は新型コロナウイルス(COVID-19)の影響が多方面に及び、FCLP実施にあたり日米の関係者の安全確保と、CVN-76を確実に運用するために必要とされています。

なお、予備施設が所在する各自治体は、硫黄島で所要の訓練を完了するよう求めており、アメリカ海軍も基本的に硫黄島で実施する計画で、防衛省も本土への飛来が無いようアメリカ側を支援します。

期日: 2020/05/14 〜 2020/06/10
メニューを開く