千歳基地、前政府専用機の部品3,775品目 売却へ

千歳基地、前政府専用機の部品3,775品目 売却へ

ニュース画像 1枚目:747 政府専用機 イメージ
© 航空自衛隊
747 政府専用機 イメージ

航空自衛隊千歳基地の第2航空団整備補給群は、前政府専用機で使用した747用部品、整備機材などを売却します。売却品目は、APU(補助動力装置)など3,775品目です。実際の売却前に市場調査として、部品購入に関心のある企業から意見を聴取します。

防衛省競争参加資格を有する企業で、所定の手続きを済ませると3,775品目の売払品目リストが送付されます。今回の意見聴取では、リストを検討した上で、買取希望、現物確認希望などを整備補給群へ連絡します。契約手続きとは直接関係ありませんが、売却時の品目のグループ分けなどの参考にする予定です。

また、売却時の引き渡し条件として、使用時に必要な法令上の手続き、費用は購入者負担とするほか、防衛省所管物品を標示する記号、標識などが残る状態の場合は抹消・除去するなどを求めます。

旧政府専用機の747-400の機体はリサイクル、リプロダクト、リユース事業や環境経営コンサルティング事業を手がけるエンビプロ・ホールディングスのグループ会社、エコネコルが空自と売買契約を締結し、2019年7月にアメリカのピナル空港にフェリーされています。

取り外した部品のうち、貴賓室の調度品一式が石川県航空プラザに無償で貸付されています。

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