V-22オスプレイ、飛行開始式典を経て木更津でホバリング

V-22オスプレイ、飛行開始式典を経て木更津でホバリング

ニュース画像 1枚目:V-22オスプレイ
© 陸上自衛隊
V-22オスプレイ

陸上自衛隊第1ヘリコプター団は2020年11月3日(火・祝)、ティルトローター機「V-22飛行開始式典」を挙行しました。この式典には陸上幕僚長、訓練に協力して来たアメリカ海兵隊から第3海兵機動展開部隊司令官などが出席し、今後の活躍や安全を祈念しました。

これを受け11月6日(金)、木更津駐屯地に暫定配備されたV−22オスプレイが、ホバリングで試験飛行を実施しました。7月に1機目が木更津駐屯地へ飛来してから、各種点検を経て、陸自による初めての飛行となりました。

駐屯地内で地上滑走を実施、その後にホバリング点検で、受入点検後の機体の状態が確認されました。輸送航空隊は引き続き安全を確保しながら、段階的に試験飛行を実施していく計画です。なお、11月10日(火)正午ごろに予定されていたオスプレイの場外飛行は実施されませんでした。近日中に改めて、場外飛行を実施し、初期作戦能力(IOC)の獲得に向けて、着実に課題に取り組んでいく方針です。

陸上自衛隊のV-22は、2020年3月に輸送航空隊隷下に第107飛行隊と第108飛行隊が編成されました。アメリカでV-22を使用して訓練を実施し、5月には2機のV-22が岩国航空基地に到着、7月に木更津駐屯地へ暫定配備されています。今後、佐賀空港での受け入れが整うことを前提に、移駐する予定です。

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