ANAのボーイング777と737、計2機が同日離日・退役

ANAのボーイング777と737、計2機が同日離日・退役

ニュース画像 1枚目:退役したANAのボーイング777-300型機「JA732A」(mameshibaさん撮影)
© FlyTeam mameshibaさん
退役したANAのボーイング777-300型機「JA732A」(mameshibaさん撮影)

全日空(ANA)のボーイング777-300型機「JA732A」とボーイング737-700型機「JA17AN」の2機が2021年1月19日(火)、離日しました。アメリカのテッドスティーブンズ・アンカレッジ空港に到着し、「JA732A」はモハーヴェへ向かいます。両機とも退役したと見られます。ANAは先週ボーイング767-300型機「JA8971」とボーイング777-200型機「JA705A」も退役させており、コロナ禍で機材の退役を加速化させています。

今回退役した777-300「JA732A」は、アメリカのペインフィールド(エバレット)で製造され、2005年3月29日(火)に初飛行。同年4月25日(月)にANAが受領し、15年以上に渡って国際線で活躍しました。機内はファースト8席、ビジネス52席、プレミアムエコノミー24席、普通席166席の計250席仕様で、エンジンはゼネラル・エレクトリック製GE90を搭載していました。機体には、日米友好関係強化のための官民パートナーシップ「TOMODACHIイニシアチブ」ロゴ塗装が施されていました。

737-700「JA17AN」は、アメリカのレントンで製造され、2008年1月30日(水)に初飛行。同年2月13日(水)にANAが受領し、約13年間使用されました。機内はプレミアムクラス8席、普通席112席の計120席仕様。エンジンは、CFMインターナショナルのCFM56エンジンを搭載していました。

ANAは2020年度に計35機を退役させる計画です。計画的に退役させる7機に加え、コロナ禍の需要急減への対応として国内線の中・大型機と国際線の大型機28機を早期退役させると発表しています。

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