KLM、乗務員にコロナ検査 「安全国」以外へのフライト搭乗時に

KLM、乗務員にコロナ検査 「安全国」以外へのフライト搭乗時に

ニュース画像 1枚目:KLMオランダ航空 イメージ
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KLMオランダ航空 イメージ

KLMオランダ航空は、一部路線を対象に乗務員向けの新型コロナウイルス抗原検査を実施します。オランダ政府が新型コロナウイルスの安全国に認定していない国を発着するフライトの乗務員が対象で、オランダのアムステルダム・スキポール国際空港の出発前と帰国後に検査します。

オランダ政府は安全国以外からの入国者に、出発72時間以内のPCR検査の陰性証明書に加え、1月23日(土)から新たに出発4時間以内の迅速抗原検査での陰性証明の取得も義務化しています。

就航地の全ての空港の近くに出発直前のコロナ検査を実施できる施設が整ってはいません。環境が整備されていないため、乗務員が帰国できない可能性も発生し得ることを考慮し、新たな入国制限の導入が決まった際、KLMオランダ航空は長距離路線の週270便について、運航停止する可能性があると発表していました。

今回、KLMと政府が乗務員に関しては、オランダ出発前と帰国後に迅速抗原検査を行うことで合意し、長距離路線の運航継続が可能になりました。ただし、政府が決定した一部国のフライト運航禁止措置に伴い、KLMは1月23日(土)からイギリス、南アフリカ、南米路線を運休しています。

なお、1月下旬時点で、日本は「安全な国」のリストに記載されているため、渡航に陰性証明などは必要ありません。

新型コロナウイルスの入国時の検疫では、運航乗務員を含めた検査体制の整備は各国ともに神経を尖らせる項目になっています。日本でも運航乗務員からコロナウイルスの変異種が確認されたことを受け、航空会社に検疫と別に入国時の検査実施を求めています。

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